- ●14時22分長崎着。
- 長崎にて。
「長崎には予想外に早く一四時頃に着く。
その後の宿探しが大変であった。大きな通りを何回も走るが、車を置く所がない。次に裏路地に焦点をあて、やっと車が通れるくらいの急勾配(こうばい)の細い坂道を、車でかなり上ると、突然道がなくなり、その先は階段となっていた。もの凄い急な坂のため顔が青ざめる。前には進めず。さりとて車を回す場所もない。運良く見つけた、民家の空(あ)いている所を利用して車を回す。
その後、道に車を止めながら、十軒ほどホテルで宿泊を申し込むも、いずれも満室であった。
もはや長崎泊は諦(あきら)め、近くの町で宿を探そうと考える。ともかく、長崎は坂の多い町であった。尾道の比ではないような気がした。……」道中記 - ■写真番号→写真は上から=
①写真№96-132-02A :二十六聖人記念館、
②写真№96-132-04A:二十六聖人記念館、
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②
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- ●平和公園:17時頃
- 「二十六聖人と岡まさはる記念館にて。
……前者の駐車場に車を置かせてもらい、本格的に最後の宿探しをすることにした。岡まさはる記念館は、日本人による朝鮮・韓国、中国の犠牲者や被害者に関する資料を特集していた。資料を購入しながら、ついでに宿の紹介をお願いするがやはりすべて満室であった。
……平和公園にて。
やむなく、平和祈念像の写真だけを撮り長崎を去ることにした。その前に平和資料館に入る。
尚、近くにセントポールホテルがあったので、無理だろうと思いながらも尋ねると、宿泊可能との返事があった。しかも四人部屋(六人部屋であったかもしれない)という大型部屋を約六千円でとることができた。部屋も予想に反し、大きく綺麗で、ようやく寛(くつろ)ぐことができた。
この後、公園の祈念像を撮りに行ったが、十七時頃で、しかも夕日と逆方向であり、撮りようもなく望遠中心で撮影しお茶を濁す。真夜中の撮影に賭けることにした」(道中記)。 - (2017年8月8日追記)
今考えると、セントポールホテルは実に便利が良かった。原爆資料館の目の前であり、また歩いて何度でも、長崎平和公園・長崎平和祈念像へいくことができた。しかも、最後の写真の如く、部屋から長崎の夜景・それも異国情緒のある場面の写真が撮れた。
今、考えると偶然ではなかったかもしれない。
水俣も水天荘という国民宿舎で、大きな部屋を一人じめし、そして部屋から水俣の風景(湯の児)が撮れた。しかも、湯の児には珍しい船が止まっていた。夜も昼も。
更に、天草の宿も、もの凄いご馳走で、こんなに安いのかと驚く宿であった。いずれも、事前の予約はせずに、当日、その場で泊めてもらった。今考えると、これだけ条件がよい形で、当日、宿が取れたのは偶然ではなかったかもしれない。しかも、11月という紅葉シーズンのときに。 - ■写真番号→写真は上から=
③写真№96-132-11A:長崎平和祈念像の顔は穏やか(柔和)であった。
④写真№96-133-03:長崎平和祈念像の顔は穏やか(柔和)であった。、
⑤写真№96-133-06 :長崎平和祈念像の顔は穏やか(柔和)であった。、
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④
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⑤
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- ●長崎平和祈念像撮影は真夜中に賭けることにした。そこで引き上げる。
- ■写真番号→写真は上から=⑥写真№96-133-07
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- ●長崎平和祈念像と対峙20時~21時20分
- ■写真番号→写真は上から=
⑦写真№96-133-16:夜の長崎平和祈念像は剛であった。昼とは違っていた。、
⑧写真№96-133-25、
⑨写真№96-133-24-f2:三脚を動かし多重露出撮影。写真タイトル『長崎平和祈念像・魂』。 - ⑩写真№96-133-24:上記を加工したもの。私の代表作の一つである。
なお、「長崎平和祈念像・魂」の解説は拙著『旅に心を求めて・不条理編(下)』か浜田隆政公式HPに掲載している。後者ならば下のボタンをクリックすればリンクしている。 - 追記。
昼の祈念像の顔は〝柔〟であったが、夜の祈念像の顔は〝剛〟に見えた。恰(あたか)も、飛鳥大仏が左から見るのと、右から見るのとでは顔が違うが如く。恐らく、意図的にそのように作成したのであろう。平山郁夫画伯の「大和路・法隆寺の塔」が、見る角度により、趣が違うようにと金箔を利用した如くに。 - 下記アンダーライン(若しくは赤字)クリックでリンク
- ※下記写真の一部の大型拡大写真→安らぎブログ→「写芸楽No.2・失敗は宝―1996年長崎の旅でのミスが思わぬヒントに」参照。
⑦
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⑧
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⑨
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⑩
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- ●今度はストロボを使用して撮る
- ■写真番号→写真は上から=
⑪写真№96-133-18-f
⑫写真№96-133-35
⑬写真№96-133-33-f
⑭写真№96-132-19A-f
⑮写真№96-132-25A
⑯写真№96-132-26A
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⑫
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⑬
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⑭
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⑮
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⑯
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- ホテルに戻り、窓から長崎の夜を幻想的に撮影。
- ●セントポールホテルの部屋の窓から撮影(部屋中から撮影)
→撮影に最適の部屋を提供していただき、深く感謝! - ■写真番号→写真は上から=
⑰写真№96-134-02-s
⑱写真№96-134-04-s - 下記アンダーライン(若しくは赤字)クリックでリンク
- ※下記の大型拡大写真→安らぎブログ→「写芸楽No.2・失敗は宝―1996年長崎の旅でのミスが思わぬヒントに」参照。
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⑱
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