中国:茉莉花、康定情歌、高山青:今月の歌:2016年9月

中国:茉莉花、康定情歌、高山青:今月の歌:2016年9月

九月の歌「中国特集・―伝統の歌を世界に―」

―Traditional culture From China to the world.

【構成】
(序)今月の歌・九月・中国の歌の裏の問題提起。
(一)今月の歌の選考基準―追加事項
《◇―1・掲載基準の追加事項》
《◇―2・今回の特集の本質》
《◇―3・偏向か、公正か―テレサテン問題と彭麗媛(国家主席夫人)について》
(二)中国の歌掲載・選考に当たって―歌ごとに解説。
(三)今月の歌に収録候補の歌手名
(四)中国の歌特集。
(五)今月の歌の解説


(序)今月の歌・九月・中国の歌の裏の問題提起。

今回の中国特集の裏の問題提起は、「障害ある人にも、全ての芸術を」である。
トップでは聴覚障害の人の芸術紹介である。最後(七番目)は視覚に障害がっても、聴覚に障害があっても楽しめるコンテンツである。勿論、トップのコンテンツを視覚に障害を持っている人がどう楽しめるか、という課題を今回は残している。

視覚障害、聴覚障害、これらは老化に伴い、多かれ少なかれ、大半の人に訪れる障害でもある。今後の社会は、そうした時代に対応できる芸術が必要とされている。

この問題はいずれ科学の進化で完璧に克服されるであろう。要するに、物を認識するのは目ではなく脳であるし、音を認識するのも耳ではなく脳である。そこで、理論上は眼球がなくても、物は見ることは可能である。眼球に該当するレンズからの電波と脳派を結合すれば、眼球がなくても物は見える。既にアメリカでは実験して一部成功したとも聞いている。耳も同様である。

しかし、科学がそこまで進化するまで、視覚・聴覚障害者が芸術から疎外されることがあってはならない。私は、これは二つの方向性から一定克服できると考えている。
一つは温故知新の考え方にある。サイレント映画・(チャップリンの)「サーカス」「黄金狂時代」は至高の芸術であった。サイレント映画のため、聴覚障害は問題外となる。しかも、サイレントのため、極端な芸術性の高さが要求され、芸術自体も高まる。こうした方面の考え方である。日本では戦後の、新藤兼人監督・「裸の島」を思い起こせばよい。
もう一つの考え方は、今回の七番目掲載のコンテンツである。現代社会にふさわしく、歌と画像を融合させる。これならば視覚障害者も、聴覚障害者も堪能できるであろう。
なお、第一の考え方の場合、サイレント映画では視覚障害者はどうなるか、という問題がある。これとて、温故知新である。昔、テレビがなかった頃、ラジオでの解説の中には芸術的な域のものがあった。勿論、サイレント映画でも弁士なるものがいた。この方向性があると考える。

そして、これらを追求することは、視覚障害、聴覚障害者への芸術のバリアフリーのみか、芸術そのものを高める場合が多い。この一番目と七番目の組合せにより、芸術自体も大きく質的に変化すると考えてもいる。

一番目と七番目の中国特集は、背景に聴覚障害者への歌の対応問題を一部意識して作成した。同時に、一番目は中国五千年芸術開始のシグナルであり、七番目はG20・杭州連動企画と将来の芸術への問題提起でもある。

二番目のコンテンツも別の問題提起をしている。参加型音楽、昔の歌声喫茶などの参加型音楽への回帰である。さらに、大きな問題提起として、幸福とは何かである。スマホ・タブレット・PC・テレビを持ち、着飾ることが幸福か。それとも、多くの人と自然と手をつなぎ歌を歌える場などがあることが幸福なのか。
現在の経済学は物質至上主義となっており、経済哲学が欠如している。(功利主義論でいう)快楽を物質だけにおき、そのパイの分配から経済学な成り立っている。だが、二番目のコンテンツの如くものも、(ジョン・スチュワート・ミルがいう)快楽ならば、経済学自体の根底が揺らぐであろうし、またポスト・物質主義の時代にも入っていることの問題提起も兼ねていた。


簡単に言えば、伝統の中国音楽を通しながら、温故知新と科学の発達を組み合わせた、バリアフリーをも伴う新たな芸術の模索への模索、同時に幸福とは何かの問題提起も土台の一部においた。ごく一部ではあるが。




(一)今月の歌選択に当たって。

《◇―1・掲載基準の追加事項》


1)【基本的基準】掲載基準は単純である。私は無料で行っている以上、知名度・名声・過去の実績・プロアマなどの垣根などは一切無視し、本当に良い物だけを選ぶ。それだけである。
だが、後三つの基準がある。


2)追加基準―1・歌手ではなく曲で選曲をするということ。
いくら良い歌手がいようとも、曲の方を優先する。たとえば、日本のソプラノ歌手・鮫島有美子さんが素晴らし歌を歌っていても、さくら さくら」をテーマ曲とした場合には、彼女が「さくら さくら」を歌っていなければ除外する。
同時に、どこの国の人が歌っていても、「さくら さくら」は日本に分類する。歌手の国籍ではなく、歌の国籍で判断する。

ただし例外がある。
典型例とすれば、『君が代』はドイツ人の作曲とも言えるが、「君が代」はドイツに分類せずに日本に分類せざるをえない。類似とすれば、アルゼンチンの第二の国家と言われている「ラクンパルシータ」(ウルグアイ人の作曲と思う)などである。


3)追加基準―2・他の企画との連携問題。
今月末から来月初頭にかけ、G20での中国特集で2~3曲、今月の歌・中国で約7曲、公式HPトップで18曲、安らぎ文庫HPトップで15曲、中国関連の合計約43曲をうまく組み合わせてプレゼンテーションしなければならない。それも、全部が絡み合い。しかも、全曲が人をうならせるもので。

まさにパズルの世界である。しかも、A→B→C→Dの順を、B→C→A→Dとしたならばインパクトがなくなるときもある。視聴者の心理をよんでの検討となる。気の狂うような作業である。なお、今月の歌の段階では大体合計約43曲の配列は私の頭の中にある。
それでも、YouTube配信停止とか、逆に思いもしなかったコンテンツが突如出てきたり、……などから配列が違ってくるときもある。日本のJRの列車運行と同様である。
よって、茉莉花で満点のコンテンツがあっても、流れから、ここは『康定情歌』と思えば、後者のコンテンツが90点でも、後者を採用する。


4)追加基準―3・今月の歌・六~七曲全体の流れからの選択。
もし、七つのコンテンツを収録するとき、幾ら満点(100点)の歌七つでも、同一パターンの構成は避ける。分かり安く言えば、野球で速球派投手が1回から9回まで速球だけを投げ続ければどうなるか。やはり、途中、わずかでもカーブやスライダーなどを投げて目先を変えなければならない。

今月の歌の場合はスポーツと異なり、それ以上の問題がある。しかも同一型ばかりでは飽きる。男子体操で、全員が塚原飛びばかりをすれば飽きる。昔ならば、女子選手が跳馬で全員山下飛びならば飽きる。いくらパーフェクトでも。同様に変化がいる。

さらに、人間の頭脳は優等生型百点満点ばかりを受け入れるようにはできていない。ときには、歌の中に遊びなども要求される。
これは絵画や写真でもいえることで、遊び的要素が必要とされる。遊びとはジョークや手抜きではない。解説はし難(がた)いのだが、どこかでホット一息つける場面が要求される。

そこで、ここは目先を変えるためにDが百点でも先のA、B、Cと似ていれば、95点のEを入れることになる。

こうした聞く人の心理との争いがプレゼンテーションには不可欠となる。
……以下、省略……
全文は安らぎBlog=今月の歌・九月の歌・中国の解説を参照。

今月の歌解説―2016年・九月の歌(中国)解説



《◇―3・偏向か、公正か―テレサテン問題と彭麗媛(国家主席夫人)について》や、テレサテンと私の奇妙な関係なども、上記Blog参照のこと。

今月の歌解説―2016年・九月の歌(中国)解説


 

(二)中国の歌掲載(選考)に当たって。 :各歌・歌手を選んだときの経緯を詳細に記している。

 

(長いため安らぎBlogに掲載のもの参照)→安らぎ文庫Blogに収録。(クリックでリンク)

今月の歌解説―2016年・九月の歌(中国)解説




(三)今月の歌に収録候補の歌手の紹介。 :日本では知られていない歌手が多いのでプロフィールなどを紹介。

字数問題で省略、右クリックで本文→安らぎ文庫Blogに収録。(クリックでリンク)

今月の歌解説―2016年・九月の歌(中国)解説




(四)中国特集。


(1) 今月の歌(九月の歌)=このページ

(2)安らぎ文庫HPトップと公式HPトップ歌と写真 毎週2曲以上入替=8月29日~10月3日頃

 

①安らぎ文庫HPトップ(:原則今月の歌以外から毎週入替)。
②公式HPトップ(と中心)。
→2016年時点であり、2017年現在終了。ただし、2017年9月から10月2週まで中国の歌を今週の歌で継続掲載中。


(3) G20の首脳紹介の一貫として中国 8月27日~数年間予定 (G20の項目参照):文字クリックでリンク→8月29日訂正。

http://hamatakachan.uh-oh.jp/?p=8728

(4) 現代社会特集=中国(9月12日頃)=詳細は未定

2017年9月30日現在は公式ブログで収録中。リンク切れ問題から来年以降は不明。
http://hamatakachan.uh-oh.jp/?service=%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%89%B9%E9%9B%86%E3%83%BB%E4%B8%AD%E5%9B%BD%EF%BC%88%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%96%E5%B9%B4%EF%BC%98%E6%9C%88%E5%85%AC%E9%96%8B%EF%BC%89%EF%BC%91

 

(5) 中国のアニメと民話(英語版)(9月12日頃)=詳細は未定

2017年9月30日現在は安らぎブログで収録中。リンク切れ問題から来年以降は不明。
http://h-takamasa.com/Blog/?service=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E6%B0%91%E8%A9%B1%E3%83%BB%E4%B8%AD%E5%9B%BD%EF%BC%88%E5%AE%89%E3%82%89%E3%81%8Ehp%E3%81%A7%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%96%E5%B9%B4%EF%BC%98%E6%9C%88%E5%85%AC%E9%96%8B

 

(6) 写真物語館・世界の絆=中国の旅 現在掲載中

http://takachan1.xsrv.jp/kizuna3/index.html




(五)今月の歌の解説⇒安らぎ文庫Blogに収録(クリックでリンク)

(クリックでリンク)

今月の歌解説―2016年・九月の歌(中国)解説



【今月の歌】

予告版=(1)千手觀音

①2009 Summer Deaflympics 「Buddha With Thousand Hands」千手觀音 HD
浜田コメント⇒ 参考記述→聴覚に障害を持たれた人のグループ演技です。しかし、障害云々無関係に芸術としてお見事です。何のコメントも必要ないでしょう。
□https://www.youtube.com/watch?v=k1knMh7z6S4

2009 Summer Deaflympics 「Buddha With Thousand Hands」千手觀音 HD
【YouTube記載事項】2012/04/09 に公開

(2)高山青(別名・阿里山的姑娘)→台湾民謡


②驚喜合唱 101 Flash Mob Chorus in Taipei 101, Taiwan⇒茉莉花,望春風,高山青など。
【浜田コメント】見事な発想です。歌もしっかりしています。昔の歌声喫茶、歌声祭典など、草の根の音楽を思い出します。豊かさ・娯楽とは何かも痛感します。

□https://www.youtube.com/watch?v=bbqY1P6KJmI

【YouTube記載事項】2013/07/08 に公開

③Song Zuying 宋祖英 – 阿里山的姑娘


【YouTube記載事項】2012/09/24 に公開



(3)茉莉花(まつりか)と康定情歌(こうていじょうか)


④ Celine Dion & Song Zuying – Jasmine Flower (Spring Festival Gala China 2013) (HD)


【YouTube記載事項】2013/02/09 に公開
http://facebook.com/CelineDionGreece LIKE!
http://twitter.com/CelineDionGR FOLLOW!


⑤王雪晶 Crystal – 康定情歌
⇒少し、息抜きをしましょう!心がなごみます。


【YouTube記載】2013/08/11 に公開

⑥ Placido Domingo singing Chinese soung Kang Ding Qing Ge 康定情歌

【YouTbue記載】2010/12/04 にアップロード
Triple enjoyments: 1) Piano Lang Lang2) Song Zoying Singing3) Placido Domingo singing Chinese soung.
【浜田コメント】


(4)【特別附録】中国・杭州G20連動企画―杭州にまつわるコンテンツ


★印象西湖 Impression of West Lake
⇒21分と長いですが、見応えがあります。歌は10分50秒から開始します。しかし、最初から最後まで見応えがあります。4分版はG20(8)中国に掲載しています。公式HPでも紹介しますが、4分版、7分版……の中で21分版が一番印象深かったです。音楽の世界の新たな展開です。音楽に一番マッチした優れた動画があれば、聴覚に障害があっても楽しめます。最後までがしんどい人は4分版、7分版を見てください。


2012/09/25 に公開
*如果網路速度許可,本影片請以 1080p (或至少 720p) 觀看,以獲得較佳的觀看品質*

內容說明:
“印象·西湖”以西湖濃厚的歷史人文和秀麗的自然風光為創作源泉,深入挖掘杭州的古老民間傳說、神話,將西湖人文歷史的代表性元素得以重現,同時藉助高科技手法再造”西湖雨”,從一個側面反映雨中西湖和西湖之雨的自然神韻。
著名導演張藝謀、王潮歌、樊躍”鐵三角”導演團隊聯手打造整場山水實景演出,通過動態演繹、實景再現,將杭州城市內涵和自然山水濃縮成以一場高水準的藝術盛宴,向世人推出。 世界級的音樂巨匠喜多郎先生受邀出任音樂主創,其空靈悠遠的樂章與西湖的神韻相得益彰。 張靚穎將友情演唱主題歌,她那天籟般的聲音也將給整場演出增色不少。(摘錄自百度百科)

相關資訊:
攝影器材:SONY HDR-PJ710V (全程無使用腳架)
後製軟體:Corel VideoStudio Pro
拍攝日期:2012.09.19

( 備註:印象西湖現場演出約一小時,本影片已濃縮剪輯,音樂部分亦已重新配製,會與現演出有所出入。如果滿意本片的視聽效果,強烈建議您親自觀賞現場演出。)

【2016年8月28日記述】今回21分版使用ですが、4分版か7分版と置き換えを一週間後に検討します。置き換えた場合は21分版はG20連動企画の8番中国に回します。


 

◎中国に関するデータ

 

中華人民共和国(中華人民共和國/中华人民共和国) People’s Republic of China
①面積=約963万㎢ (3位)
②人口=約14億7642万人(1位)
③GDP=10兆9832億ドル(2位: 2013年)
④通貨=元(CNY)
⑤首都=北京
⑥公用語=中国語
⑦宗教→国教はない。主な宗教は仏教、道教、イスラム教、キリスト教。宗教信者は総計1億人余り、宗教活動場所85,000か所といわれる
⑧国家主席=習 近平(しゅう きんぺい、中国語: 习近平、拼音: Xí Jìnpíng、1953年6月15日 – )
第7代中華人民共和国主席(2013年3月14日 – )

⑨首相=李 克強(り こくきょう、り こっきょう、リー・クーチアン、1955年7月1日 – )

(私・浜田がまとめる)

1949~1959年4月:毛沢東
1959~1968年10月:劉少奇
▼1968~1975年1月:
代行=宋慶齢、董必武や代理=董必武
▼1975~82年国家主席廃止期:
朱徳 ~宋慶齢 (女性)~葉剣英
1983~1988年4月:李先念
1988~1993年3月:楊尚昆
1993~2003年3月:江沢民
2003~2013年3月:胡錦濤
2013~:習近平