【構成】
(序)今月の歌・九月・中国の歌の裏の問題提起
(一)今月の歌の選考基準―追加事項
(二)中国の歌選考に当たって―歌ごとに解説。
(三)今月の歌に収録候補の歌手名
(四)中国の歌特集。
(五)今月の歌の解説
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今月の歌・九月中国(2016年8月28日午前9時頃から公開予定)
http://takahama-chan.sakura.ne.jp/song/menu12.html
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(序)今月の歌・九月・中国の歌の裏の問題提起
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今回の中国特集の裏の問題提起は、「障害ある人にも、全ての芸術を」である。
トップでは聴覚障害の人の芸術紹介である。最後(七番目)は視覚に障害がっても、聴覚に障害があっても楽しめるコンテンツである。勿論、トップのコンテンツを視覚に障害を持っている人がどう楽しめるか、という課題を今回は残している。
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視覚障害、聴覚障害、これらは老化に伴い、多かれ少なかれ、大半の人に訪れる障害でもある。今後の社会は、そうした時代に対応できる芸術が必要とされている。
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この問題はいずれ科学の進化で完璧に克服されるであろう。要するに、物を認識するのは目ではなく脳であるし、音を認識するのも耳ではなく脳である。そこで、理論上は眼球がなくても、物は見ることは可能である。眼球に該当するレンズからの電波と脳派を結合すれば、眼球がなくても物は見える。既にアメリカでは実験して一部成功したとも聞いている。耳も同様である。
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しかし、科学がそこまで進化するまで、視角・聴覚障害者が芸術から疎外されることがあってはならない。私は、これは二つの方向性から一定克服できると考えている。
一つは温故知新の考え方にある。サイレント映画・(チャップリンの)「サーカス」「黄金狂時代」は至高の芸術であった。サイレント映画のため、聴覚障害は問題外となる。しかも、サイレントのため、極端な芸術性の高さが要求され、芸術自体も高まる。こうした方面の考え方である。日本では戦後の、新藤兼人監督・「裸の島」を思い起こせばよい。
もう一つの考え方は、今回の七番目掲載のコンテンツである。現代社会にふさわしく、歌と画像を融合させる。これならば視覚障害者も、聴覚障害者も堪能できるであろう。
なお、第一の考え方の場合、サイレント映画では視覚障害者はどうなるか、という問題がある。これとて、温故知新である。昔、テレビがなかった頃、ラジオでの解説の中には芸術的な域のものがあった。勿論、サイレント映画でも弁士なるものがいた。この方向性があると考える。
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そして、これらを追求することは、視覚障害、聴覚障害者への芸術のバリアフリーのみか、芸術そのものを高める場合が多い。この一番目と七番目の組合せにより、芸術自体も大きく質的に変化すると考えてもいる。
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一番目と七番目の中国特集は、背景に聴覚障害者への歌の対応問題を一部意識して作成した。同時に、一番目は中国五千年芸術開始のシグナルであり、七番目はG20・杭州連動企画と将来の芸術への問題提起でもある。
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二番目のコンテンツも別の問題提起をしている。参加型音楽、昔の歌声喫茶などの参加型音楽への回帰である。さらに、大きな問題提起として、幸福とは何かである。スマホ・タブレット・PC・テレビを持ち、着飾ることが幸福か。それとも、多くの人と自然と手をつなぎ歌を歌える場などがあることが幸福なのか。
現在の経済学は物質至上主義となっており、経済哲学が欠如している。(功利主義論でいう)快楽を物質だけにおき、そのパイの分配から経済学は成り立っている。だが、二番目のコンテンツの如くものも、(ジョン・スチュワート・ミルがいう)快楽ならば、経済学自体の根底が揺らぐであろうし、またポスト・物質主義の時代にも入っていることの問題提起も兼ねていた。
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簡単に言えば、伝統の中国音楽を通しながら、温故知新と科学の発達を組み合わせた、バリアフリーをも伴う新たな芸術の模索、同時に幸福とは何かの問題提起も土台の一部においた。ごく一部ではあるが。
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(一)今月の歌選択に当たって―追加事項。
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《◇―1・掲載基準の追加事項》
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1)【基本的基準】
掲載基準は単純である。私は無料で行っている以上、知名度・名声・過去の実績・プロアマなどの垣根などは一切無視し、本当に良い物だけを選ぶ。それだけである。
だが、後三つの基準がある。
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2)追加基準―1・歌手ではなく曲で選曲をするということ。
いくら良い歌手がいようとも、曲の方を優先する。たとえば、日本のソプラノ歌手・鮫島有美子さんが素晴らし歌を歌っていても、「さくら さくら」をテーマ曲とした場合には、彼女が「さくら さくら」を歌っていなければ除外する。
同時に、どこの国の人が歌っていても、「さくら さくら」は日本に分類する。歌手の国籍ではなく、歌の国籍で判断する。
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ただし例外がある。
典型例とすれば、『君が代』はドイツ人の作曲とも言えるが、「君が代」はドイツに分類せずに日本に分類せざるをえない。類似とすれば、アルゼンチンの第二の国家と言われている「ラクンパルシータ」(ウルグアイ人の作曲と思う)などである。
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3)追加基準―2・他の企画との連携問題。
今月末から来月初頭にかけ、G20での中国特集で2~3曲、今月の歌・中国で約7曲、公式HPトップで18曲、安らぎ文庫HPトップで15曲、中国関連の合計約43曲をうまく組み合わせてプレゼンテーションしなければならない。それも、全部が絡み合い。しかも、全曲が人をうならせるもので。
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まさにパズルの世界である。しかも、A→B→C→Dの順を、B→C→A→Dとしたならばインパクトがなくなるときもある。視聴者の心理をよんでの検討となる。気の狂うような作業である。なお、今月の歌の段階では大体合計約43曲の配列は私の頭の中にある。
それでも、YouTube配信停止とか、逆に思いもしなかったコンテンツが突如出てきたり、……などから配列が違ってくるときもある。日本のJRの列車運行と同様である。
よって、茉莉花で満点のコンテンツがあっても、流れから、ここは『康定情歌』と思えば、後者のコンテンツが90点でも、後者を採用する。
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4)追加基準―3・今月の歌・六~七曲全体の流れからの選択。
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もし、七つのコンテンツを収録するとき、幾ら満点(100点)の歌七つでも、同一パターンの構成は避ける。分かり安く言えば、野球で速球派投手が1回から9回まで速球だけを投げ続ければどうなるか。やはり、途中、わずかでもカーブやスライダーなどを投げて目先を変えなければならない。
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今月の歌の場合はスポーツと異なり、それ以上の問題がある。しかも同一型ばかりでは飽きる。男子体操で、全員が塚原飛びばかりをすれば飽きる。昔ならば、女子選手が跳馬で全員山下飛びならば飽きる。いくらパーフェクトでも。同様に変化がいる。
さらに、人間の頭脳は優等生型百点満点ばかりを受け入れるようにはできていない。ときには、歌の中に遊びなども要求される。
これは絵画や写真でもいえることで、遊び的要素が必要とされる。遊びとはジョークや手抜きではない。解説はし難(がた)いのだが、どこかでホット一息つける場面が要求される。
そこで、ここは目先を変えるためにDが百点でも先のA、B、Cと似ていれば、95点のEを入れることになる。
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こうした聞く人の心理との争いがプレゼンテーションには不可欠となる。
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《◇―2・今回の特集の本質》
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1)今回の中国特集の本質は壮大さと伝統の融合。そして先に述べた、バリアフリーを目指しての問題提起なども最後にしている。
もし、妨害がなければ、今月の歌、G20特集、公式・安らぎHPトップの歌を全部見てもらえれば分かるであろう。
そこで解説は省く。
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2)当初予定。
当初予定はにメイン曲は中国本土2曲、台湾1曲を予定していた。
中国本土のものとしては、康定情歌、茉莉花、天路の三曲から二曲である。コンテンツ集めは、四月頃から開始していた。
茉莉花では、私が思うコンテンツがなかった。しかし、公式HPや安らぎ文庫HPトップで使用可能な歌は豊富にあった。
他方、天路は、面白いコンテンツはあった。踊りも、茉莉花より天路の方に面白い踊りがあった。しかし、天路では安らぎ文庫HPや公式HPトップが持たないかもしれない。
土壇場まで迷ったのであるが、今回の組合せの流れから、康定情歌と茉莉花とした。
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台湾民謡は、「望春風」で決まりと考え、六月頃からコンテンツ集めに入った。ところが、曲は良いのであるが、アレンジがついてこない。ほぼ全員がストレートに歌おうとする。勿論、ストレートの歌が本流で、本格アレンジ版が附録ではある。
だが後者なくしては無理である。たとえば、日本の「さくらさくら」は宮城道雄が「さくら変奏曲」として名アレンジをした。
そうしたバージョンに出会わず、行き詰まっていた。そして、8月23日に台湾民謡「高山青」に出会う。こちらの方がアレンジのみか、台湾の人が活(い)き活(い)きと歌っていた。そこで、過去集めたコンテンツを御破算とし、「高青山」に切り替えた。
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「望春風」では、ジュディオング、テレサテン、宝塚歌劇……と日本馴染(なじ)みを集めていたが、「高山春」に切り替えた関係で没とした。
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こうして、今回の歌の中心部は「康定情歌」「茉莉花」「高山青」となった。そして、問題提起用に一場面と七番目を別に配置した。
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《◇―3・偏向か、公正か―テレサテン問題と彭麗媛(国家主席夫人)について》
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1)テレサ・テン(Teresa Teng:鄧麗君:1953年1月29日 ‐ 1995年5月8日)と私とでは奇妙な関係がある。
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私がタイをフィールドワークで訪れたのが1995年3月12日から3月17日の間である。
この旅では不可思議な形で{否応(いやおう)なくビールをコップ一杯飲んだのを契機にしたが如(ごと)く}体調悪化をさせられ、吐血の危険もあり、タイ到着の翌日にツアーをキャンセルし、帰国を申し込んだ旅である。原因は未だに不明である。
ただ、現地係員に病院につれていかれるも、何だかんだで診察もうけさせられず、帰国も拒否され、体調がさらに悪化した時点で、帰国に応じるという妥協案で旅を続けた。幸い、その後体調はやや改善に向かい途中帰国には至らなかった。
その旅については拙著『旅に心を求めて―花と夕日と寺の国・タイに古き懐かしの心を求めての旅』に掲載している。出版は、出版待ち原稿が山積しているため、かなり先になるであろう。
なお、この旅では1995年3月16日と17日にチェンマイを訪れている。
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テレサテンが、この年(1995年)5月8日チェンマイで死亡する。
まるで、私の体調悪化の代役の如く死亡のため、印象に残っている。テレサテンがチェンマイではなく、タイに到着した日にちは知らないが、私のタイ訪問と余りに近い時期であった。恰(あたか)も、私の代役の如く形で死亡したというのが当時の印象であった。しかも、テレサテンは私よりもたった二箇月年下でしかない。
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ちなみに、私は先のチェンマイではミャオ族の村を訪ね、それも先の本の中心となっている。今回の今月の歌で何度か登場してくる宋祖英氏もミャオ族の出身である。
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2)何故、私の今月の歌にテレサテンは登場しないか―安らぎ文庫HPトップで今回登場。
◇―1で述べた如く、私は歌手ではなく、曲を中心に選曲している。昨年の中国特集は、今月の歌・(2015年)七月中国特集・「草原情歌」と「賽馬」「松花江上」である。
テレサ・テンが「賽馬」どころか「松花江上」を歌うのを聞いたことがない。
「草原情歌」については歌っていたかもしれないが、それは体操床の選手に体操鉄棒をやれ以上に、自由形百メートルでオリンピックにでよと言っているのに等しい。
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テレサテンの持ち歌は「つぐない」などである。持ち歌が違えば、オリンピックで言えば競技種目が違うのと同様である。同時に、プロとしての歌には練習量が要求されるが、持ち歌以外で本格的に時間を割く歌手は少ない。それだけのことである。
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3)今回、「高山春」でテレサテン使用。
さらに微妙な問題もある。今回、安らぎ文庫HPトップの「高山春」でテレサテンの歌を使用させていただく。多分、(今月の歌ではなく)安らぎ文庫HPトップ改訂の初日(8月29日・月曜日予定)に使用予定でいる。このとき、テレサテンのこの歌を二曲使用する。
この内、一曲の方はたとえ安らぎ文庫HPトップでも使用しなかったであろう。もう、一曲の方は使用した。その違いを見極めてほしい。陸上の100メートル走の選手が、走れば毎回同一記録をだせる訳がない。
歌手も同様である。テレビで歌う度(たび)に、歌の質は違う―私の目で見れば大きく違う―のが常識である。こうした微妙な問題も頭に入れてもらいたい。
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4)彭麗媛氏を今月の歌で使用できなかった理由
彭麗媛氏の歌は今回、G-20・中国と公式HPトップ・安らぎ文庫トップで使用予定でいる。では、なぜ、今月の歌で使用しないのか。
今回に関しては、相当使用に傾いていた。彭麗媛氏の歌はマイナス点ゼロの歌である。全くミスがない。だが、今月の歌では今回宋祖英氏の歌が『九月の歌』で中心四曲中三曲を占める。もし彭麗媛氏のコンテンツも使用すれば、彭麗媛氏と宋祖英氏で中心曲は埋まってしまう。
音楽素人の私には、この二人の歌の本質は相当似ているように思えた。これでは、強いインパクトがでない。さらに、彭麗媛氏はG20特集の方で使用させていただいている。そこで、今月の歌では掲載をしなかった。もっとも、最終的には当日までわからない。
同時に、彭麗媛氏の(今月の歌に掲載でまよった版)『茉莉花』を、本日G20特集で使用するかと調べると、コードはリクエスト無効となっており、私のHPでの上映は無理でもあった。これは本日分かったことである。
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要するに、中国国家主席夫人であろうとも、幾ら歌がすばらしかろうとも、目的との関連で判断せざるをえないということである。。
なお、妨害がなければ、公式トップ中国の歌初日(8月29日・月曜日予定)は彭麗媛の歌で、安らぎ文庫HPトップはテレサテンの歌2曲を同時に組む予定でいる。
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また、彭麗媛・宋祖英両氏とも、「高山青」(安らぎ文庫HPトップ)でも活躍してもらう予定でいる。ではテレサテンとどちらが上か、その比較は邪道。持ち歌問題、個性の違い、タイプの違いなどなどから比較はするものではない。
彭麗媛・宋祖英両氏の比較も同様である。実際甲乙はつけられないとも思う。ただし、彭麗媛氏は引退をしており、宋祖英氏は現在でも中国の国家威信をかけて歌っている。自分の出来(でき)が本日悪かった、次回では済まないという立場にある。オリンピック選手以上の重荷の下で歌っていると解釈している。
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しかし、具体的にはもっと単純である。
彭麗媛氏が『茉莉花』をセリーヌ・マリー・クローデット・ディオン(Céline Marie Claudette Dion、1968年~:カナダ人歌手)などとコラボレーションで歌っていれば彭麗媛氏を、宋祖英氏がそうであれば宋祖英氏をというだけの問題である。後者のため後者となっただけである。全体構成から、この位置(四番)ではコラボレーションか風景か何かが必要とされていた。
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(二)中国の歌掲載・選考に当たって―歌ごとに解説
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歌ごとに解説
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(一番)→音楽・芸術へのバリアフリー問題と、中国五千年の歴史を訴える。解説は見れば分かる。私のコメントは不必要と考える。
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(二番)→「高山青」などを含む台湾の人によるコンテンツ。(一)の幸福とは何かを参照。
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(三番)「高山青」→宋祖英。ここも当初、台湾出身(ネィティブ台湾)の人にしたかったし、相当探したが、宋祖英氏が群を抜いていたため、公平の観点から宋祖英氏。見事な歌とバックの見事な踊り。
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(四番)「茉莉花」→宋祖英氏。彭麗媛氏の「茉莉花」などで迷ったが、外国の女性歌手とのコラボレーションから、三番との変化がつくためこの歌とした。
しかも、一番から三番まで、視聴者は正面から相当神経を使いみている。さらに、(七番)でも同様となるであろう。
では、ここから視聴者の頭をわずかにリラックスさせる必要があった。そこで、外個人女性と宋祖英氏とのコラボレーション版とした。
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(新五番)「王雪晶 Crystal – 康定情歌」⇒ここでブレス(息抜き)をするため。頭のリフレッシュ兼用。勿論、コンテンツは悪くない。
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(五番)(六番)
「康定情歌」→ここは(七番)へつなぐため、思い切り頭をリラックスさせるバージョンを検討した。ずばり子どもによる「康定情歌」の歌と踊りである。だが、コンテンツがあったが、質が今一つであった。
そこで、質が高い宋祖英氏とした。ここも、宋祖英氏のコンテンツが幾つもあった。
米国のコンサートですばらしいのもあった。これほど正面からの気合の入った宋祖英氏も珍しかった。常に国の威信という重荷のため気合いが入っているが、この日は正面から気合いが入っていた。
Andrea Bocelli とのコンビもすばらしかった。
しかしPlacido Domingoとのコラボレーション版からとした。 プラシド・ドミンゴ(Plácido Domingo,1941年~)氏はルチアーノ・パヴァロッティ、ホセ・カレーラスとともに三大テノールとして知られている。私の今月の歌や公式・安らぎ文庫HPトップでも何度も使用させていただいた。
歌自体はアンドレとのコラボレーション版と同一であったかもしれない。しかし、歌というものをよく知っており、歌の心、観客の心にも熟知している。そして、ときどき、私の言う〝遊び心〟を歌の中に混ぜ、客をリラックスさせる。(七番)でフィニッシュをする前に、ここでは遊びを私も求めていた。それがこのコンテンツを掲載した理由である。
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プラシド・ドミンゴ氏の醍醐味(だいごみ)は、今月の歌・イタリア特集かスペイン特集のいずれかで紹介予定でいる。
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(六番)「康定情歌」→ここは、中国の風景とともにとし、乌兰托娅 (Wulan Tuoya)氏とした。当初は索朗旺姆氏のも探したがなかった。
ともかく視聴者の全体の目先を変えたかった。(七番)へのつなぎの役割を持つ。
※2016年8月28日2:09修正⇒六番がモンゴル付近の歌であり「康定情歌」と異なっていたため、五番を六番にまわし、子どもに置換えた。五番は「王雪晶 Crystal – 康定情歌」
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(七番)→聴覚障害者、視覚障害者がともに楽しめる芸術を目指して。
同時に、この箇所はG20・杭州への協賛企画でもある。
なお、このバージョンは4分版、5分版、7分版、11分版、21分版……などがあるが、全体を聞いて21分版が一番よかったため、長いが21分版とした。4分版はG20で、7分版は8月末公式HPトップで使用した。
21分版は長いが、見てもらえれば分かるが飽きない。
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(三)今月の歌及び今回の中国企画に収録候補の歌手名
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歌手の詳細は、構想妨害を懸念して、当面略。主な歌手のみ記述。
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①彭麗媛(ほう れいえん、ポン・リーユアン、Peng Liyuan、1962年11月20日 – )
習近平国家主席夫人。
(以下、ウィキペディアより要約)
中国の軍隊歌手。中国国家一級演員。
現在の中国のファーストレディ。
80年代初頭に「在希望的田野上」という曲で一世を風靡し、スター歌手となる。
2013年以降彭麗媛夫人が、公の場で歌うことはなくなったとされる。
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②宋 祖英(そう そえい、ソン・ツーイン、Sòng Zǔyīng、1966年8月13日 – )軍人。本名は宋六英。少数民族の1つであるミャオ族出身。第9期全国人民代表大会代表(議員)、中国人民解放軍海軍政治部文工団団長、階級は二級文職幹部(現役の少将に相当)。
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③索朗旺姆(sonian wangmo) 1977年5月5日
チベットの女性歌手、ソイナム・ワンモ(索朗旺姆)は、ラサから約700km 離れた標高4400m のナクチュの小さな村の出身。1992年に全国少数民族歌唱コンテストで一等賞を獲得、ナクチュの歌劇・舞踊団に10年在籍した後、2002年にチベットテレビの『春節聯歡晚會』で「金色的故乡」(Golden Hometown)を歌った
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④乌兰托娅 Wulan Tuoya
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⑤ジェーン・チャン(張 靚穎、 ちょう せいえい、ジャン リャンイン、1984年10月11日 – )
中国四川省成都出身の女性歌手。
Impressions Of The West Lake” (印象西湖雨)
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⑥テレサ・テン(Teresa Teng、1953年1月29日 ‐ 1995年5月8日)
中華圏で使用された名前は鄧麗君(普通話:デン・リーチュン、台湾語:テン・ルクン)
台湾出身の歌手。台湾のみならず日本、中国、香港、タイ、マレーシア、シンガポール、北朝鮮等でも絶大な人気を誇り、「アジアの歌姫」と呼ばれた。
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●私との、タイ・チェンマイでの出会いニアミス(1995年)は(一)の《◇―3》の1)参照。
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(四)中国特集。
(1) 今月の歌(九月の歌)=http://takahama-chan.sakura.ne.jp/song/menu12.html
(2)安らぎ文庫HPトップと公式HPトップ歌と写真 毎週2曲以上入替=8月29日~10月3日頃
①安らぎ文庫HPトップ(:原則今月の歌以外から毎週入替)。
②公式HPトップ(と中心)。
(3) G20の首脳紹介の一貫として中国 8月27日~数年間予定 (G20の項目参照)
(5) 中国のアニメと民話(英語版)(9月12日頃)=詳細は未定
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(五)今月の各歌の解説
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今回は三曲(五曲)+問題定起用二コンテンツの合計七コンテンツである。。
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①康定情歌(こうていじょうか){以下、ウィキペディアより}
中華人民共和国四川省康定県に伝わる民謡。
『康定情歌』の誕生について、現在最も有力とされる説は、1946年、福建省出身の音楽学生・呉文季が、当時の西康省の省都であった康定で国軍の音楽教官となり、当地で採取した多くの民謡の内のひとつである『跑馬溜溜的山上』を原曲とし、音楽学院の教授で著名な作曲家・江定仙が編曲に携わったというものである。
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跑馬山麓にある風光明媚な町康定の情景と1組の男女の恋をシンプルに歌い上げた『康定情歌』は、中国全土に知られる人気曲となった。歌詞に繰り返し出てくる「溜溜的」は漢語の副詞ではなく、恋を歌った民謡でよく使われる調子を整えるチベット語の言葉であり、このような恋歌を「溜溜調」と呼ぶ。「溜溜調」は2006年に康定の民謡歌手毛雲剛を主な継承者として「四川省第一批非物質文化遺産」(省の第1回無形文化財に相当)に登録された。
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康定県の中心地で、近くに跑馬山を望む爐城鎮は、チベット語でダルツェンドといい、主要民族であるチベット族と共に漢族も多数居住する地域で、中国国内に於いて、本曲をその2つの民族の文化が融合した歌曲として扱うことも少なくない
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浜田隆政追記:英語では「The Love Song of Kang Ding」と言う。
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②茉莉花(まつりか){以下、ウィキペディアより}
中国の民謡の一つ。
中国の民謡の中でも、特に広く流布し愛唱されている。作者は不明であるが、清朝乾隆帝の時期には江蘇省あたりで歌われていたといわれる。当時の題名は「鮮花調」といった。歌詞や旋律はバリエーションに富み、曲名も一定しなかった。1957年に南京前線歌舞団が整理したあと、曲名は「茉莉花」に統一され、今に伝わる。また京劇はじめ、中国各地の伝統劇では、茉莉花の曲が「打花鼓」「花鼓調」として歌われる。
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プッチーニのオペラ『トゥーランドット』でも使用された。また1999年のマカオ返還式典でも演奏された。最近ではヨーヨー・マや『女子十二楽坊』による演奏が知られる。
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2004年アテネオリンピックの閉会式で、次の夏季オリンピックの紹介の時に、中国人少女がこの歌を歌い、全世界に放送されて注目を集めた。 2008年北京オリンピックのメダル授与式のテーマとして、中国出身の音楽家、譚盾がこの曲を古代の編鐘や石琴と共に演奏するよう編曲し、使用された。
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日本への伝来
中井新六『月琴楽譜』(1877)より、茉莉花の曲は、江戸時代以来、日本でも歌われてきた。清の時代に長崎経由で伝わった清楽(しんがく)の古いバージョンと、沖縄で現地化したバージョン、現代中国からあらためて伝わった新しいバージョンの3種類がある。
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浜田隆政追記:英語では「Jasmine Flower」と言う。
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③高山青
別名阿里山的姑娘