今月の歌から世界の歌へ(9)・2016年3月の歌:韓国・北朝鮮―「アニュハセヨ、アリラン」(2017年5月31日記述)

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今月の歌から世界の歌へ(9)・2016年3月の歌:韓国・北朝鮮―「アニュハセヨ、アリラン」(2017年5月31日記述)


韓国特集をして驚いた。

良い歌手、凄(すご)い歌手が随分いる。

3日前(2017年5月28日)に今週の歌を更新した、2時間後に、またアリランを歌う凄(すご)い歌手がでてきた。

しかも年齢は十代である。
さて、どのように処理しようか。
一度掲載した今週の歌の変更は一週間はできない。
歌っている歌手、コンテンツを作成した人に失礼である。
その前に、今週の歌に掲載しているコンテンツはやはりすばらしい。

本日(2017年5月31日)、この「今月の歌から世界の歌へ」に掲載しようかとも考えた。
だが、一つでなく、二つでてきた。
もう、方法は一つしかない。
今週の歌・アリラン特集をもう一週間延長するしかない。
そこで、次週(6月4日)の「今週の歌」は公式HPでは、アリラン・韓国の新星紹介を、安らぎ文庫HPでは、北朝鮮の歌で大変良い歌があったため、それを特集する。

両方とも、詳細は来週(6月4日)まで、伏せさせていただく。
北朝鮮の歌を聞きながら、「北朝問題は話合いで解決しなければならない」と思う。
なお、今週の歌・アリラン―2・一般編を延期しているのは、アリランを歌う韓国歌手がどんどん出てきて、いつ収集を打ち切れるのか分からなくなったからである。
そのくらい、韓国で良い歌手、良いコンテンツがでつつある。



次に今回の「今月の歌から世界の歌へ(9)」の下書きを数日前に書いていた。
その箇所に入る。

私は韓流(はんりゅう)ブームなるものを一切知らない。
その頃の韓国の俳優も歌手も全くに近く知らない。

韓国の文化を軽視しているのではない。
金大中(キム・デジュン:김대중:Kim Dae-jung)元大統領を思い出していただきたい。
金大中大統領と私は全く逆なのである。

金大中氏は、1987年に公民権を回復する。
自由を謳歌(おうか)していた私は、1987年から各種刑事犯罪被害を受ける。同年末には、大阪で拉致未遂被害に遭(あ)う。
そして、同年末から、人身の自由を奪われる。
やがて1988年1月に、刑事犯罪で、事実上自宅へ監禁される。
自宅刑務所か、若(も)しくは「死を待つ家」に監禁される羽目となる。


金大中氏は1997年に大統領となる。
他方、私は1997年に労基法違反を中心とする犯罪被害により、完全に経済封鎖され、短大などの講師も辞職へと追い込まれていく。
駿台辞職後の丁度一年目の1998年1月から、さらなる監禁へと追い込まれる。

1987年と1997年が自宅監禁への道であった。
今のままでは、我が家はまさに「死を待つ家」である。

こうした事情で世の中と分断されたため、韓流(はんりゅう)ブームどころか、世界の歌手・俳優すら全くに近く知らない。

後に、テレビで対話するトム・クルーズさえ、英会話テキストにその名がなければ知らなかったであろう。
私のタイムマシンは、1987年で止まっているのだから。

ただし、監禁以前(1987年以前)の韓国や世界は知っている。
俳優で言えば、チャップリン、アランドロン、グレゴリーペック、マリリン・モンロー、オードリー・ヘップバーンなどは知っているが、1987年以降の世界の有名人は全くに近く知らないのと同様に。

韓国ではプロレスラー大木金太郎{おおき きんたろう:本名は金一(キム・イル、김일)、1929年2月24日 – 2006年10月26日}しか知らない。
彼とは1968年にプロレス会場で一緒に記念撮影をしている。
ただ、今、調べると大木金太郎は、ウィキペディアでは日本語ではかなり紹介されているが、ハングル語では余り大きな扱いを受けていない。

英語やイタリア語版Wikipediaよりも扱いが小さいくらいで驚いている。


1960年代~70年代の韓国の民主化運動には強い関心を持っていた。
1980年代は、NIES(新興工業国)グループとして韓国経済が破竹の勢いだった頃も覚えている。
ただし、その頃の韓国では日本文化は禁止されていたと思う。
だから、その頃は、日本と韓国の文化交流はなかったため、韓国の俳優も歌手も全く知らない。

自宅に監禁されてからも、紅白歌合戦に韓国歌手が登場したそうであるが、私は2000年前後から紅白歌合戦は全く見ないし、今後も見る予定はない。


もっとも、いっとき、テレビをつけると少女時代なるグループがでており、見たことが一度だけある。

そのときに、彼女らに安重根記念碑にいつか必ず行くと言うと、彼女らがテレビから喜んでいるように見えた。

彼女らを一度見た程度で後は全く知らない。
ただ、日本文化が解禁され、日本の悪(あ)しきスタイルの音楽などが韓国に流入し・模倣されているように思われ、残念であった。

(少女時代のことではない。)


しかし、昨年アリラン特集をして驚いた。
まず、キム・ソヒャン(Kim So-hyang:1968~)に昨年4月に出会った。こんな歌手が韓国にいるのか、と驚いた
何故、日本では紹介されないのか不思議であった。

しかも、2016年4月に取り上げたときにはバックもよい。
演奏者も熱がこもっていた。
見事なコンテンツであった。

さらに、昨年後半、彼女が男性グループと共演したアメイジンググレイスはすばらしい出来であった。
見事なアレンジでもあった。

愛の賛歌のときには、韓国の男性歌手で良い歌手がいた。
彼女・キム・ソヒャンさんに良い曲(作曲)と良いアレンジをつければ、彼女は世界的にも凄(すご)い歌手になるであろう。
さて、アリランに戻る。

アリランは良い歌である。
伝統型の歌い方をするソン・ソヒ(송소희:Song Sohee:1997年10月20日 – )も良くなっていた。
昨年も掲載に迷い、使用は控えたが、本年は迷わずの掲載である。
ソプラノ型の한경미 (Han Kyung-Mi)さんや、ボーイソプラノの歌もすばらしかった。
そして、独特のアレンジをしたキム・ソヒャンの歌は印象に残った。


自宅監禁され、将来の生活の目処(めど)のため開始したHPで、歌も取りいれいてから、どんどん良い歌手、良い歌に出会いつつある。
全く知らぬ良い歌手、良い歌に出会い、他方よく知っている歌とおもっていたならば、日本とは全く歌い方が違い驚き評価した歌などに出会う。

なお、すばらしい歌手との出会いのうち、半分程度が日本ではほとんど紹介されていない歌手であった。

残り半分が日本で紹介されている歌手と、日本でも馴染(なじ)みがあるが、もはや死亡したりして、若い世代が知らぬ歌手などである。

ともかく、日本で紹介されていない歌手ですばらしい歌手が、ブラジル、ペルー、インドネシア、ロシア、韓国、ドイツ、オーストラリア、イギリス…といる。また、今の世代が知らぬ、ママ・アフリカ(マキバ)のようなすばらしい歌手も順次紹介予定でいる。

さらに、欧米でも、埋もれている歌手ですばらしい歌手とも出会っていくであろう。
先の自宅監禁という事情で、欧米の歌手もほとんど知らなかったがすばらしい歌手がいたことにも驚いている。

専門外の音楽に首を突っ込み、これで良いのかと思いつつ、今しばらく今月の歌ならぬ、世界の歌は続けることになりそうである。


なお、「今月の歌から世界の歌へ」が終わると、いよいよ新版「世界の歌」に突入することになる。

情報化社会の中で、日本人が全く知らぬすばらしい歌・すばらしい歌手が多数いることは驚きである。
恐らく、音楽以外の世界でもそうだろうと思う。
情報が増大するにつれ、分母が大きくなり、分子に当たる良い歌・歌手の一部が逆に日の目を見なくなっているのであろう。
情報は多くなればなるほど、良い情報には出会えなくなるという運命がある。


追伸。ときどき、売り込みに近い現象に出会うことがある。結論として、大いに歓迎することであり、時間が許す限り、それらもチェックしている。


(参考)
①金 大中(キム・デジュン、韓国語:김대중、1925年12月3日[1] – 2009年8月18日)は、大韓民国の政治家、第15代大統領(在任:1998年 – 2003年)

②大木 金太郎(おおき きんたろう、1929年2月24日 – 2006年10月26日)は、大韓民国(日本統治時代の朝鮮)・全羅南道高興郡金山面出身のプロレスラー。本名は金一(キム・イル、김일)。身長185cm、体重120kg(現役当時)。生年については当初1933年と公表していた。

③Kim So-hyang (born April 5, 1978), credited as Sohyang, is a South Korean singer.
She made her debut in 1996 with the song “MR”, which was released on Naver Music. Despite having a long career in South Korea, she was only able to make her international breakthrough in 2014, when she became the first Korean artist to sing the American national anthem at a NBA game. Sohyang also achieved fame when she sang with Kirk Franklin.

Sohyang has participated many times on television music competition programs Immortal Songs 2 and I Am a Singer, winning twice on Immortal Songs 2 with songs “Lean on Me” and “Bridge Over Troubled Water”.

In Disney’s movie Moana, Sohyang voiced the protagonist in the Korean-dubbed version, for the singing parts.

(簡単に概要を記せば、キム・ソヒャンは1978年5月生まれです。彼女は「ミスター」で1966年にデビューした。2014年にNBAゲームで「アメリカ国歌」を歌ってからブレークした。【概要は私浜田隆政が記述】)

ソヒャンに関する私のブログ関係。
気が向けば戯言(たわごと)【芸術・音楽】№22・キムソヒャンさんのおかげで、オバマ大統領・トルドー首相などにからかわれる羽目となる
http://h-takamasa.com/Blog-2/a-01/news/252/


④ソン・ソヒ(송소희、1997年10月20日 – )は、韓国伝統音楽歌手である。
受賞歴[編集]
2004年 全国時調(高麗末から発達した韓国固有の定型詩)競唱大会 大賞
2008年 KBS「全国のど自慢」大賞
2010年「韓国を輝かせた誇るべき韓国人」大賞

⑤次回の今週の歌で紹介する十代の新星(6月4日に記述予定)

★本日同時公開
世界の歌ブログ>今週の歌>アリラン―2・一般編
韓国:Ariran (アリラン)・一般:今週の歌―2:2017年所収版

http://h-takamasa.com/worldsong/?item=507