第七回世界の歌:アルジェリア―(#Zingarella、L’amour C’est Pour Rien、L’chahlet Laayani、#YaRayah)解説(1)

第七回世界の歌:アルジェリア―(、L’amour C’est Pour Rien、L’chahlet Laayani、)解説(1)


  • 世界の歌・第七回:アルジェリア=テーマ 人民👨‍👨‍👧‍👦
  • 【詳細タイトル】(上から、①一部アラブ語、②英語、③日本語の順番)
    بالشعب و للشعب from 🇩🇿(الجزائر)
    ② By the people and for the people from Algeria.
    ③アルジェリアから、人民による、人民のための政治を


【構成】(一)世界の歌・アルジェリアの解説。
《◇―1・世界の歌・第六回がアルジェリアになった経緯》(今回は世界の歌HPと同一)
《◇―2・アルジェリア特集・今回のテーマ…》→このHP参照。

《◇―3・コンテンツの選択・掲載に当たって(全ての掲載一般原則)》→このHP参照。  

《◇―4・アルジェリアで取り上げた曲》→このHP参照。

※今週の歌全紹介や歌手などの解説はアルジェリア特集の最後に行う。

《◇―5・今回のコンテンツの配列と選択について》→このHP参照。

《◇―6・世界の歌・今週の歌を振り返って》歌と収録歌手の紹
★安らぎアルジェリアア解説・2=来年 の安らぎBlogで検討

 


■第七回世界の歌・アルジェリア(Algeria)掲載曲などは以下 (掲載期間 2018/12/17~2019/2月頃まで。)

http://takahama-chan.sakura.ne.jp/song-2/menu65.html


《◇―1・ 第七回世界の歌がアルジェリアになった経緯》:以下人名の敬称略。

第七回世界の歌は、第六回がインドネシア、第五回がシリアのため、地理上からは南米か、欧州が望ましかった。更に、文化では第五回・第六回がイスラム文化圏のため、キリスト教・仏教・ヒンズー教の国などが望ましかった。また、希望とすればケニア特集が頭にあった。

では、どうして、アルジェリアになったのか、簡単である。
世界の歌編集は人が思う以上に大作業である。そこで、候補曲が二曲以上そろった国があれば、地理・文化抜きに、即その国を行うということにすぎない。

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🎶第七回世界の歌―第七回世界の歌の行き詰まり状況について
○http://h-takamasa.com/Blog/?p=16812

🎶第七回世界の歌―第七回世界の歌の行き詰まり状況について

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しかも、必要コンテンツは、大体8週を目処(めど)にしているため、合計80曲以上必要である。ただし、80曲あれば良いかといえば、全部のコンテンツが良いというのは不可能に近いため、80曲を選ぶ土台に800曲程度が必要となる。


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№114・安室奈美恵 「NEVER END」の思い出―歌と私の間に政治が絡み、…
○http://h-takamasa.com/Blog-2/a-01/news/963/

【政治】№114・安室奈美恵 「NEVER END」の思い出―歌と私の間に政治が絡み、…

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助手やスタッフがいる訳でもなく、その上に芸術と政経の二刀流で、しかも家事類も一人でこなさなければならない。すると、当然時間がない。ましてや妨害や催眠型独り言で多大な時間をロスしてもいる。

そこで、曲が二曲以上そろった国、そして使用候補コンテンツが80以上ある国に出会えば、その国を即座に世界の歌で取り扱う。


アルジェリアはエンリコ・マシアスさんのZingarellaを聞いていけると考えた。後良い曲が一曲あれば決まりと思っていた。すると、ペギー葉山さんの「キャンパス通り」の動画を作成した関係で、ペギー葉山さんと菅原洋一氏の「恋心」(LAmour Cest Pour Rien)に出会う。そして、この曲もアルジェリア生まれのエンリコ・マシアス作品としる。これで二曲そろったのでアルジェリアで決まりと考えた、
ところが、「恋なんて」のコンテンツが少なすぎた。
アルジェリアの他の曲を探したが、良い曲が見つからなかった。

そこで、イスラム文化圏やシリアインドネシアと地理上離れた場所ということで南米に目をつけた。南米ではすでに幾つかの曲をキープしていたベネズエラアルゼンチンを有力視した。

だがベネズエラは一曲は相当前からキープしていたが、相当時間をかけてもあと一曲が見つからなかった。
アルゼンチンは二曲候補曲があったが、一曲の方がコンテンツが集まらない(コンテンツ数不足であった)。

こうして暗礁にのりあげているときにエンリコ・マシアスが歌う、Ya rayah{ヤー・ライヤー:「国を出ていく者よ」の歌をきいた。そして調べるとアルジエリア(Algeria)の曲であった。だが全体の流れから言えば、まだコンテンツ数が足りない。
そのとき、運良くL’chahlet Laayaniに出会う。
こうして、四曲に出会い、それらの良いコンテンツが80以上あったように思われ、そこでアルジェリアとなった。


要するに、地域性とか、文化に配慮してバランス良くなどは、アシスタントやスタッフもなしで行っている限り、一人では不可能である。おまけに、私は野球の大谷翔平君同様に、二刀流である。政経類と芸術類という。その上、家事・洗濯・掃除もある。
そこで、ともかく、良い曲に出会い、そして世界の歌を実行できるだけの良質なコンテンツが必要数量を満たせば、その国で決まりである。
極論すれば、ノルウェーの次に、上記を満たす国がフィンランドならばフィンランド、その次にスウェーデンが満たせばスウェーデン、その後でたままたデンマークが満たせばデンマークとなる。すべて北欧だらけなどという問題には構っているゆとりはない。

勿論、「世界の歌」実施中に、次々回の国の必要コンテンツを集めきったという前例はない。大抵は、次回実施の国ですら、現時点で開催している国の終わり頃にようやく集めきるという状態である。


2016年には各種イベントと共催ができたではないか?
5月~6月伊勢志摩サミットG20にあわせて中国、アメリカ大統領選挙に合わせてアメリカ、正月にあわせてイギリス…と。
それは嘘(うそ)である。

伊勢志摩サミット協賛については、必要なコンテンツ数不足で参った。不休不眠で対応し、更に後半からは私の顔か何かで海外勢が応援してくれさくらさくら荒城の月も海外版が大半となった。しかし、私の目で見ると全体として今一つであった。当時は今月の歌として行っていたが、途中から、いわばミニオリンピックの如(ごと)く形となりかけていたが、日本サミット協賛企画で浜田ブランドは崩壊をしかけた。


十月の中国も危なかった。茉莉花(Jasmine Flower)康定情歌を軸とし、台湾からは望春風と考えていたが、望春風で私が思う領域のコンテンツ不足が起こり、無理かと思い始めた。ところが開催日の三日前くらいに高山青に出会い、実行可能となった。危なかった。


その後はイタリア予定で準備を開始したが、私の思う形にならず、途中で収集作業や作成作業を中断した。そして、絶対確実路線に切り替えた。即ち、マイウェイ(Comme D’Habitude)愛の賛歌(Hymne à L’Amou)である。これで一か月分のコンテンツが集まらないということは通常ありえない。

 その次のアメリカも、もう、新しい物を見つけるには疲れ切っていた。そこで絶対に集まる歌・アメイジンググレースを二曲の内の一曲とした。勿論、アメージンググレースはいつかは実施しなければならない曲である。その後のもう一曲は大変であった。辛うじて、聖者の行進+アメリカ民謡の幾つかで切り抜けた。

 なお、アメイジンググレースとしたのは、もう一つの意味もあった。私の今月の歌・世界の歌の国籍は歌手や作詞家ではなく、作曲家の生まれた国としている。アメージンググレースにはアメリカ説とイギリス説があった。すると、アメージンググレースはアメリカとイギリスで両方使用可能である。しかも、良質コンテンツは世界中にある。おまけに、イギリスは2016年12月から2017年1月にかけてである。こうなると、後一曲は正月前後にかけてのため「蛍の光」でいける。この歌はイギリス籍であり、世界中から集めればまず集まると想像したし、集まった。
その後は疲れ切り、2017年2月頃から2018年1月までは今月の歌は休止し、過去二年間のリラン(再演)とした。


「世界の歌」の前身「今月の歌」はほそぼそと開始した。しかし、どんどん肥大化し、途中からはミニオリンピックの如きとなった。実際にオリンピックを実施できる国はオリンピックの方に力をいれる。だが、オリンピックを実施する体力のない国では、ときには国を挙げて参加してきてくれる。

だから先進国などよりも、中進国(新興工業国)や途上国の方が良いコンテンツが多数集まる場合が多い。また、アメリカのトップ歌手は既に市場をおさえている。他方、後者の国では、これを契機に、世界市場、最低でも日本やアジア市場を狙って勢いも違ってくる。そこで、最近では一曲当たりの良質なコンテンツ数は先進国よりも、中進国・途上国の方が多い状況となっている。
さらに、同一曲で多数の歌手が歌うことは先進国ではアメージンググレースやマイウェイなどの幾つかを除けばほとんどない。

なお、私の方もどうせ多大な時間を取られぬならばオリンピック開催並みにやりたい。もっとも、オリンピックは4年に一度であるが、世界の歌は今月の歌と異なりロングランにしたとはいえ、年に7回程度となる。
世界の歌は相当世界に影響を与えだしたとしか思えないが、開催国のコストは信じられないくらいに安いはずである。すると、コストパフォーマンスはオリンピックとは比較にならないくらいに高いとなる。
来る者は拒まず、去るものは追わず。

我こそはと思う国はどんどん手をあげていただきたい。

 当面は「やるならば、歴史に残るものを」を目指している。いずれ、縮小するかもしれないが、当面はそうではない。同時に、国家のイデオロギー・文化・宗教…は一切問わずに実行していることも強調しておく。
ちなみに、スポンサーはつけていないし、広告収入もとっていない。同時に、中国のG20のときなどは、「某首相が私のおかげで中国へ」的な演技をしていたが、上記の経過の如く真っ赤な嘘(うそ)である。何らかの謝礼や賃金も受け取っていないばかりか、実施に当たっては綱渡り的な側面があるからである。

ということで、我こそはと思う国はどんどん出てきてほしい。ただし、同一の曲を膨大な歌手が歌い、約8回分で良質コンテンツが80コンテンツ以上必要なため、それを満たしてほしい。勿論、四曲一度に実施ならば一曲当たり20以上でよい。だが良質コンテンツでその数をつくろうと思えば、コンテンツは大体その十倍存在しなければならないと考えてほしい。
なお、良質な曲・コンテンツとは、一言出言えば、国の領域をこえて、その上で千年以上歌い続けられる歌である千年歌い続かれてこそ歌は本物である。どの芸術分野でも同様である。ベートーベンの運命も、ピカソのゲルニカも、広隆寺の弥勒菩薩(ぼさつ)も、シェイクスピアのハムレットも…千年以上もつ。歌も同様である。
もう暫(しばら)くはそのレベルの歌を一か国に一つは入れ、それが出尽くした時点で範囲を拡大する予定でいる。

なお、御覧のように、今回は全て、踊り(Dance)で統一した



《◇―2・アルジェリア特集・今回のテーマ…》


Algeriaという国について、現時点では、私は知識が十分ない。そこで当面、アルジェリアという国家のスローガンを拝借した。

(上から、①一部アラブ語、②英語、③日本語の順番)

① بالشعب و للشعب from 🇩🇿(الجزائر)

②By the people and for the people from Algeria.

③アルジェリアから、人民による、人民のための政治を。

この特集中にアルジェリアについての知識が幾分つくであろう。



《◇―3・コンテンツの選択・掲載に当たって(全ての掲載一般原則)》

⇒(◇―3)は第五回世界の歌解説の(◇―2)記述と同一。{既に読まれた方は、(◇―4)以降を読んでいただきたい。}

a)掲載基準は単純である。私は無料で行っている以上、知名度・名声・過去の実績・プロアマなどの垣根などは一切無視し、本当に良い物だけを選ぶ。それだけである。(2016年7年今月の歌・ロシア解説より)

b)知名度・実績・プロアマ無関係、人気・年齢・性別無関係、勿論容姿も無関係、コンテンツさえあれば時代も無関係で、良い物だけを選ぶ。なお、国別で特集しているが、歌手の国籍ではなく、歌の国籍で分類している。たとえば、「さくらさくら」(Sakura Sakura)ならば、国籍がどこの人が歌おうとも日本に分類する。(2016年7年今月の歌・ロシア解説より)

c)どの歌手が良いかではなく、どのコンテンツが良いかである。大きく言えば二つの意味がある。同一歌手でも、いつ、どこで歌ったものが良いか。
次に、それをYouTubeなどで投稿する人のコンテンツ作成技術問題がある。即ち、音響は、ノイズは……も検討しなければならない。更に、付加価値(画像美など)をつけていた場合にはそれも重要な要素となる場合がある。その逆ですらある。映像美がよく、歌が付録の場合すらある。これらを総合してコンテンツを選んでいる。(2016年10月今月の歌・フランス解説より)


d)私の「今月の歌」(現・「世界の歌」)全体の流れである。一気に…①から⑦までをみても飽きないような工夫とか、〈2016年10月〉ならば⑥⑦の情熱を引き立てるため、④と⑤は静寂てきなものにした。さらに、②の映画を配置し、③「愛の賛歌」をピアフで盛り上がらせ、一度、④絵画とピアノ演奏で鎮め、再度、⑤で徐々に加速し、⑥と⑦の〝情念〟を強調するという戦略もあった。同時に、背景に、フランス芸術をおいている。(2016年10月今月の歌・フランス解説より)


e)上記と関連して、そのため、類似の歌い方・類似コンテンツの連続は原則として避ける。例えば、同一アレンジでソプラノ歌手の連続などは原則として避ける。
それは見る人を飽きさせないためでもあり、コンテンツの優劣や順位付けをさせないためであり、同時に類似物を並べれば両方とも良さが相殺(そうさい)されることを避けるためである。
食事でも、肉だけを先に連続して食べ、パンだけを連続して食べ、野菜だけを連続食べ、ワインだけを連続して飲まないのと同様である。

f)要するに、どの歌手がよいかではなく、どのコンテンツが全体のバランスよいかである。だから、場合によれば、今月の歌(現在は世界の歌)・附属今週の歌の方が歌が良い場合があるかもしれない。(2016年10月今月の歌・フランス解説より)



《◇―4・アルジェリアで取り上げた曲》

A面とB面とすれば、B面はエンリコマシアスの歌Zingarella「恋なんて」(L’amour C’est Pour Rien)である。
A面はアルジェリアの顔に該当すると思われる歌二曲である。即ち、L’chahlet LaayaniYa rayah{ヤー・ライヤー:「国を出ていく者よ」}である。

A面を公式HPに、B面を安らぎ文庫HPに掲載する。
なお、A面の曲は調べたが全く日本語では情報がない。英語でも現時点では情報が入手できない。アラビア語では一部みたがさっぱり分からない。
それどころか、B面のエンリコマシアス{Enrico Macias:アルジェリア生まれ、フランス人:Gaston Ghrenassia (born 11 December 1938)}についてすら、日本語版のウィキペディアには名前がでてこない。

そこで歌手・曲の情報は掲載中に分かれば分かった時点で紹介する。
ただし、エンリコマシアスの「恋なんて」(恋心)だけは日本の歌手が歌っていたので幾分紹介されている。
逆に言えば、日本人が知らないものを特集するから、誰も面白いのである。同時に、歌で「欧米や日本だけを見たり聞いたりしていたならば人生のロス」と何度も記した通りである。



《◇―5・今回のコンテンツの配列と選択について》:選考過程

【今回の掲載曲と掲載コンテンツ】

(1)エンリコ・マシアス(Enrico Macias)の歌より
①Enrico Macias ♥♫♪ Zingarella ♥♫♪Gina Lollobrigida
②БОМБЕЗНЫЙ ТАНЕЦ! Band ODESSA Дельфин
③Enrico Macias – Tango, L’amour C’est Pour Rien

(2)一服: ④Zama Zama Algerian Pop Dance 09 03 2015

(3)アルジェリアを代表する歌:Ya RayahとL’chahlet Laayani
⑤HAROUN Rachid – Goulou L’chahlet Laayani – هارون رشيد
⑥Rachid Taha ”Ya Rayah”
⑦Rachid Taha Ya Rayah con danza Arabe / Dj Dios Zeus


最初はインパクトを出すため②をトップにし、最後は⑥かエンリコマシアスの「Ya Rayah」などを漠然と考えていた。
だが、大きな構想として、(1)Enrico Maciasの世界とAlgeria{若しくはEnrico Maciasアルジェリアの世界}(3)アルジェリアの世界の二部構想を基本構造においた。

コンテンツを収集していく内に、結構踊りが集まり、全て踊りで統一しようかと考え出した。その場合には、幾ら、歌のコンテンツがよくても踊りがなければ除外となる。
歌の質追求を徹底するか、土台のコンセプトに踊りを全て入れるか。迷ったが、博打(ばくち)をうつことにした。全て踊りで統一しよう、と。
同時に、今回の「第七回世界の歌・アルジェリア」は世界の歌を掲載して終了ではなく、始まりである。

公式HP・安らぎ文庫HPに掲載するコンテンツとの組合せ、現代社会コーナーに掲載するアルジェリア風土・歴史・政経・文化、更に時事更新でも期間中はアルジェリアを相当取り上げることになる。全てが終了するのが多分2019年2月下旬頃であろう。
ともかく、「世界の歌」本体は踊りで統一することにした。


各構成・配列は以下の通りである。
踊り路線となると、最後は⑦の踊りである。すると⑦に対応して、トップは①の踊りとなる。しかも、①も⑦も服装は赤系統ときている。女性は①がスリム、⑦がルノワールなどが好む女性像と、対比もできる


【(1)前半部分―Enrico Maciasアルジェリアの世界
こうして、①は下記となった。ちなみに、この場面と同一・類似のコンテンツは十以上収集した。ロシア版も含めての収集である。当然、リンク制限やリンク切れ対策からである。
①Enrico Macias ♥♫♪ Zingarella ♥♫♪Gina Lollobrigida
この時点で⑦も決定した。①と⑦はペアである。


②БОМБЕЗНЫЙ ТАНЕЦ! Band ODESSA Дельфин
このコンテンツの踊りはオリジナリティが大変高い。過去、前例のない形で演出がされていた。勿論、①との差異もできる。
そこで、「ZINGARELLA – BAND ODESSA」とした。ところが、当日掲載すると、リンク制限があった。そこで、大慌てで、第二候補、第三候補との置き換え作業に入った。

ところで、第一候補の②は屋内競技会場で赤と黒を強調していたため、この場合には③は屋外で白系統の強調のコンテンツとなる。
ところが、第二候補は屋外白系統である。そこで第二候補の③は屋内競技会場での赤と黒系統のコンテンツへの変更となる。要するに、②と③の連携から両方置き換え作業となる。


しかしながら、第二候補に従い変更掲載をすると、第二候補の②もリンク制限であった。そこで、②は第三候補に入った。
第三候補は黒と白を強調した、屋内ではあるが競技会場でない場での踊りである。この場合には③は先のどちらでもよいとなるが、強いて言えば赤と白強調の屋内競技場での踊りである。

そうこう考えている内に、念のため、当初の予定であった「ZINGARELLA – BAND ODESSA」の別形態を探した。するとロシア語バージョンがあった。解像度が少し落ちることや時間が最初のものより数十秒短い問題などがあり、迷ったが、結局ロシア語バージョンで当初予定通りとした。
なお、第二候補・第三候補などは全て今週の歌で後日紹介することになる。


③Enrico Macias – Tango, L’amour C’est Pour Rien
ここは②で書いたように二つのコンテンツで迷っていた。結局②との連携から、屋外・白と黒系統とした。

なお、このコンテンツは撮影上の場面構成がしっかりしていた。絞りも適切になされていた。雲を入れぬときは相当開け、バックに適切な範囲で色温度(シアン系統の色)が残され、雲を入れるときには若干絞りを深くするか、若しくはワイド系への切替えがなされていた。雲のグラデーションなどを少しでも意識すると、標準レンズ系では絞らないと無理である(被写界深度を深い方にする)。逆に、雲をいれないときには絞りは開ける(被写界深度を浅くしない)とバックがごちゃごちゃして主題が台無しとなる。
通常の人は簡単にみていようが、カメラもかなりやっている私はそうした点も注意を払っていた。

その他でも、バックを雲だけにするときにはハイライトと人物の間のダイナミックレンジが広がり、処理が難しい問題もあるが、これらも上手(うま)くクリアされていた。歪曲(わいきょく)収差問題も綺麗(きれい)に対応・処理されてもいた。

周辺光量不足問題も気にならないように仕上げられていた。

今回のコンテンツとしては、天気も曇りを選んだのも、撮影上、良かったと思う。


なお、Enrico Maciasアルジェリアの世界{上記①~③)は、世界の歌附属今週の歌として、安らぎ文庫HPで来年の二月頃まで、毎回新しいコンテンツを紹介しながら掲載することになる。



【(2)真ん中】
(2)一服: ④Zama Zama Algerian Pop Dance 09 03 2015
ここは、Enrico Maciasアルジェリアの世界とアルジェリアの世界を区切りに当たる。私はフランスとアルジェリアの関係を知らないため、尚更、前半部分と後半部分の切離しに入った。とは言っても、全体としての流れを保ちながらである。

そこで、ここでは、前半の歌と後半の歌でもない、曲の踊りとした。
川端康成の小説「雪国」に登場するトンネルの如(ごと)く形(トンネルを抜けるとそこは雪国であった)で使用した。
内容も、前半でも後半でもない雰囲気を選んだこともある。同時に、それは読者の脳を前半からオフセットする目的も持っていた。



【(3)後半・アルジェリア世界】

⑤HAROUN Rachid – Goulou L’chahlet Laayani – هارون رشيد
L’chahlet Laayaniは良い歌である。即座に良さが分からぬ読者でも、様々な角度から二か月流し続ければ、この歌の評価が変わるであろう。
男性と女性の デュエット、女性のトリオ、オーケストラをバックの本格の歌…とすばらしいコンテンツがあった。

しかし、ここでは全体のテーマから踊りが不可欠であったが、踊りのあるコンテンツはなかった。ただし、今回のコンテンツは絵であるが踊りの絵がふんだんに使われていたため、このコンテンツとした。


⑥Rachid Taha ”Ya Rayah”
このコンテンツは映像・歌・演出などは申し分なく、見てもらえば分かるとしか書きようがない。更に、砂漠がでてきて、アフリカ北部の雰囲気もあり、迷う必要なく、決定していた。


⑦Rachid Taha Ya Rayah con danza Arabe / Dj Dios Zeus
ここは①との対比で踊りである。しかも、余韻を残すため、④と異なりシンプルな方が良い。迷う余地がなく、このコンテンツで決まりであった。他にも見事な踊りはあった。だが、女性の体型も①との対比で、更に絵画的視点からももっとも理想に思えた。

踊りの余韻を残して終わるという意味でも最適であった。余韻は、今後の世界の歌附属今週の歌開始(本格開始は12/23)へと導くであろう。
尚、【後半部分】は世界の歌附属今週の歌として公式HPで来年二月頃まで新コンテンツで更新を繰り返すことになる

【中間部分】のその他のアルジェリアの歌や踊りは、公式HP、安らぎ文庫HPのコンテンツが不足した方が補う形で登場するであろう。


《最後に》
今回の第七回世界の歌・アルジェリアではエンリコ・マシアス(Enrico Macias:アルジェリア生まれ、フランス人)氏の存在が大きかった。
前半部分のZingarellaとL’amour C’est Pour Rien(恋心)だけではなく、Ya Rayahも、事実上、彼の紹介の如くであった。

世界の歌の最後に、エンリコ・マシアス氏の登場は願ってもいないことではあるが、全体を踊りで統一したこと、【前半】と【後半】の分離、更には世界の歌七曲の内、彼の関係が四曲となるとバランスが崩れる問題があった。

 また、歌謡ショーよりも、私の「世界の歌」などは映画に近い。映画では映画の終了前に登場した人が主人公ではない。具体的に言えば【後半部分】で今回の⑥と⑦のコンテンツのどちらが良いかの比較はできないことを考えていただければ分かるであろう。プレゼンテーションとしての流れ問題にすぎない。

ただ、エンリコ・マシアス氏に望むこと、願うことは一つだけである。世界の歌は掲載して終わりではなく、附属の今週の歌と密接な関係で融合して展開しており、今週の歌が終わる頃に、彼が「I’ve had enough.(もう十分だ)。私は疲れた…とか、熱が出た」と言われないことだけを願っている。

今週の歌は公式HPと安らぎ文庫HPで、アルジェリア特集は毎週更新で来年2月末頃までのロングランである。8週から10週に亘(わた)る。多分、十週となる可能性が高い。

Indonesia特集のとき、Sabyanさんは世界の歌には登場しなかったが、今週の歌で毎回登場で彼女のインパクトは大変大きかった。ちなみに、今週の歌も二年ごとに集体制をして、世界の歌ブログで保存しなおし、長期公開としている。
もっとも、Sabyanさん登場で熱をあげたのは彼女よりも、私の方であり、Indonesia特集との比較はできない。サビアンさんへの熱とは💓ではなく、🤒であったが。

ともかく、来年二月末になれば全てが分かるであろう。世界の歌は、世界の歌附属今週の歌(公式HPと安らぎHPで毎週更新)、公式HP現代社会、時事更新等々と連動し、一体化している。そして、第七回世界の歌・アルジェリア特集が終了するのは来年二月末頃であることが全てである。その間は常時どんどん更新となり…HPは動き続けるであろう。