3-発売形態案内

   
(1)私の出版物の類型と案内
(2)同一本を数社から出版する場合について。
このページのリフォームは今回は省略 次回、2016年初頭まで保留

 

 

作品・商品選びを間違われないようにするための手引き。

(1)同一出版物の類型と案内
→ジャンル、お勧めの対象者、学校の授業にも活用できる場合には具体的授業上効能などを紹介します。
(2)幾つかの出版社から同一タイトル本を出版した場合
→出版社ごとでの内容の相違点の紹介。

(1)私の出版物の類型と案内

 私の一冊の本を読んで面白いと思って、二冊目を購入すると、よく分からないとか、こんなはずではなかったということがあるかもしれません。その逆もあるでしょう。どの作品・出版物も真剣に丁寧に書いています。
 しかし、芋(いも)の作り方を知りたい人が、パソコンの自主製作の本を購入すると間違えたと思うことがあるかもしれません。同様に、私は多分野に作品対象を広げています。
 それでも、全てに繋(つな)がりがあるため、全てに関心を持つ方も多いかもしれません。著名なルソーを思い浮かべればわかるでしょう。
 ルソー(Jean-Jacques Rousseau, 1712年6月28日 - 1778年7月2日)は、哲学者、政治学者として知られています。みなさんも、中学校の頃に『社会契約論』=ルソーで暗記させられたでしょう。高校では『人間不平等起源論』まで覚えた人もいるでしょう。さらに、詳しい人は教育書『エミール』もルソーが書いたことを知っているでしょう。しかし、「むすんでひらいいて」という歌を、このルソーが作曲したということを知らない人は多いと思います。ルソーは音楽を含めて芸術家でもありました。ルソーは、ほかにも言語学とか植物学にも精通していました。もっとも、作品を丁寧に調べると、人間の性格がでるため、全部面白いかもしれません。
 私は、ルソーほどではありませんが、多方面の作品をつくっているため、みなさんの道案内をこのページではさせていただきます。商品・作品を売る以上、商品・作品の買い間違えをしないように紹介することが重要だと考えているからです。

 私の作品は、政治経済分析、現実の政治経済に与えた影響の情報公開、教育・授業、エッセイ、写真物語、旅を中心とする紀行文、ノウ・ハウ本、著名人との出会い(記録文)、語学(英語)教材、写真、ノンフィクション、私の歩んだ道の記録…などからなっています。また、作品をつくるために、文章を記すためのデータベースを膨大につくったばかりではなく、武器としてカメラ、パソコンによるイラスト作成技術も身につけました。
 そこで、見本のみならず、どの分野なのかを解説しなければなりません。しかし、これらを融合して作成しているため、分類は簡単にはできません。

 ◎結論から言えば、各本を出版する度(たび)に、この本はどの分野で有効かを、その都度記述します。『旅に心を求めて・不条理編』(安らぎ文庫・Kidle版)を例にして、見本を以下に記します。

◎(例)作品作成目的と効能。例『旅に心を求めて・不条理編』(安らぎ文庫・Kidle版)2015年1月30日発売

 

◎第1章野麦への旅

 小学生から大人まで、どなたも知識抜きで、関心をもって読んでいただけます。小学生から老人まで、どなたにもお勧めする内容です。文の内容も芸術性をおびていると思います。
具体的効能を以下に記しますが、学校の授業を連想し、アレルギーを起こさないでください。映画の良質なものは大半学校の授業と関係しています。黒澤明の映画「生きる」は倫社・現代社会のテキストといってよいでしょう。哲学を専攻している人には実存主義を学ぶ上で不可欠の映画です。娯楽作品と言いながら、「七人の侍」も同様に深さもあります。チャップリンの「モダンタイムズ」、あるいはグレゴリーペックとヘップバーンの「ローマの休日」、同じくペックの「アラバマ物語」、すべて学問・学校の授業と結びついています。最近の映画も良質なものは同様だと思います。よって、具体的効能を記してもアレルギーを起こさずにいてください。

  • この本のその他の具体的効能。
  • ①日本史(飛鳥時代、明治時代、第二次世界大戦末期)。
  • ②現代社会・政治経済(殖産興業、科学と人間)。
  • ③歴史→歴史哲学などが土台に横たわっています。
  • ④旅行記としても参考になると思います。これを読めば、信州方面に行きたいと思われる方が多いでしょう。
  • ⑤どなたも共感いただける人生哲学も入っています。
  • ⑥学校の教師には必読の内容と断言しておきます。


 

◎第2章・広島への旅

小学生から大人まで、どなたも知識抜きで、関心をもって読んでいただけます。小学生から老人まで、どなたにもお勧めする内容です。しかし、第1章よりも少し難解かもしれません。

  • この本のその他の具体的効能。
  • ①現代社会・政治経済→原爆問題。戦争問題。
  • ②歴史→本当の百姓一揆の姿の紹介(テレビや学習参考書を見て勘違いしている人が多いです)。
  • ③日本史・政経→地方自治の源流。
  • ④戦争そのものを深く考える材料。それのみか、人間そのものを深く考える材料を提供しております。
  • ⑤人間の不条理についての問題提起。
  • ⑥大学生には必読と考えています。もちろん、大学とは無関係に、青年には必読と置き換えた方が正確でしょう。

 

 

◎第3章・水俣への旅。(『旅に心を求めて・不条理編(下)』所収)

 この章は、現代社会の不条理を暴いたと自負しております。
 特に医学部に進む人には是非読んでいただきたいと思います。この章に登場してくる原田正純(はらだ まさずみ、1934年9月14日 - 2012年6月11日)氏が、数年前に亡くなられました。その直前に録画した内容が、2012年11月4日ETV特集「原田正純、水俣未来への遺産」(再放送、同年11月11日)で放送されました。末期癌にも拘(かか)わらず、原田医師が水俣について語られていました。同時に〝水俣学〟というものを提唱されていました。私の教え子からも多くの医者が誕生しました。今、医師になっている教え子へ。この番組の再々放送NHKにリクエストしているので、もし放送されたならば、是非見ていただきたいです。
 こうした視点も含めて記した本です。しかし難解ではありません(『旅に心を求めて・不条理編(上)』の第2章よりも遙かに平易です)。特に、握手の箇所では体育系の生徒・学生もに同感してもらえるでしょう。
 また、学校の教師及び教師になろうとする人にも、授業とは何か、そしてそれを生み出す苦悩というものを考えるため、読んでいただきたいと思います。

  • ◎この本のその他の具体的効能。
  • ①歴史・現代社会・政経・地理→〝公害とは何か〟、その原点について。
  • ②教師→授業を生み出す苦しみについて。
  • ③医師→良心と自らの生活との板挟みについて。
  • ④運動部の学生などへ→握手というものについて。
  • ⑤旅→九州の旅について。
  • ⑥写真家→ユージンスミスについて。同時に、被災地(このときの旅では雲仙普賢岳)を目にしたとき、あなたならば撮るか、人道面に配慮して撮らないか、原点の問題提起。
  • ⑦人間に関心のあるかた→不条理そのものの世界を御覧あれ!

 

 

◎『旅に心を求めて・不条理編(下)』付録・「学校」

 もし、この本の売値を299円くらいにした場合には、付録として、拙著エッセイ「学校」を付け加えます。
 高石ともやさんが、浪人生・留年生の立場から、1968年に「受験生ブルース 」(ビクター)という歌を出されました。他方、私は教師生活最後の頃に、教師生活を振り返り、今日の学校がいかにでたらめかを示すために、「学校」というエッセイを教材にして配付しました。少し長いのですが、これを付録として掲載し、学校における不条理を高石ともや型で紹介します。ただし、『旅に心を求めて・不条理編(下)』を百円で出す場合には、掲載せずに別の箇所で発表するかもしれません。


 説明が長くなりましたが、目次、あらすじ、見本以外にも、こういう形で作品ごとに、どういう本・作品かを紹介したいと思います。掲載場所はやすらぎ文庫HPにするか、安らぎ文庫Blogにするかは今は未定です。

 

(2)同一本を数社から出版する場合について。

 電子書籍のため、若しくは契約内容のため、著作権のみならず版権も、私が持っています。そこで、同一タイトルの本を数社から出版することがあると思います。しかし、価格は違う場合が多いと思います。
 その場合には、私の良心から、一般には価格の高い方には別の付加価値をつけます。具体的には写真、イラストなどです。あるいは、付録として別の類似原稿も付け加える場合もあります。また加筆のみか全面改定している場合もあります。
 そこで、同一タイトルでも出版社ごとに、どう違うのかを、その都度、詳細に解説したいと思います。

 今回の『旅に心を求めて・不条理編』ならば、技術問題若しくは科学の限界より、多数の写真を添付できていません。また、私がいっとき凝っていたイラスト地図も省略しています。さらには、野麦峠などに再撮影にいくこともあるでしょう。それらを掲載できるかもしれません。しかし値段が安い方が良いという人もおられるでしょう。そこで、作品・商品の違いを、丁寧に説明し、価格と内容を天秤(てんびん)にかけて購入を御検討いただきたいと思います。それらは、別の出版社からも同一タイトル本をだすことが決まった時点で、適切な箇所に解説をいれたいと思います。

 現時点では、『旅に心を求めて・不条理編(上)』については野麦峠を再訪することが可能か不可能か不明です。後者ならば再出版はしないかもしれません。先のことは分かりませんので、数社から出版するとなった時点でこの本についても書かせていただきます。また、『旅に心を求めて・不条理編』の改訂版を当てにして購入をためらわれても、別の出版社からだせるという保証はないため、今回購入していただくことをお勧めします。