今月の歌から世界の歌へ(7)・2015年12月の歌・ドイツ―「大いなる心の安らぎを求めて」。
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今回の特集は2015年12月の今月の歌・ドイツ特集である。
今までリズミカルな曲が多かった。
今回は、「Stille Nacht」(きよしこの夜)と「O Tannenbaum」(もみの木)という静かな歌である。
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だが、両方ともドイツの歌の深さを表しているように見える。
同時に、この両方の歌はドイツの現首相・メルケル氏に一番ふさわしい歌ではないかとも思う。
この歌にとりつかれている限り、環境破壊とか、戦(いくさ)というものとは縁遠くなるであろう。
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この歌を2015年に12月に特集したときに、欧州の三人のテノールグループ、続に言う三大テノール(Jose Carreras, Placido Domingo, Luciano Pavarotti)とも出会い、シセル(Sissel)とも出会い、日本のテレビなどのマスコミに踊らされていたならば駄目だとも感じた。
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日本のマスコミが取り上げる歌や歌手だけに注目していたならば人生のロスとも感じた。
欧州では有名な三大テノールも日本ではほとんど知られていない。
日本のマスコミが本格的に紹介しないのだから当然である。
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面白いエピソードがある。
黒柳徹子さんの番組・「徹子の部屋」に、先の三大テノールの一人であるカレーラスさんが登場したことがあるそうだ。
そのときに、黒柳さんが「こちらが、カレーライスさんです」と言ったとのことである。
日本ではラストネームとファーストネームが逆のため、「ライスカレーさんです」と言わなくて良かったと、(黒柳さんと親しいと勝手に想像している)私は思った次第である。
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そして、今月の歌・2015年12月の最後(若しくは公式HP今週の歌=2017年4月16日~2017年4月23日の最後)に掲載した歴史的コンテンツとも出会った。
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今月の歌の最後に掲載したコンテンツを再度御覧いただきたい。
私はこのコンテンツは歴史的な傑作と思っている。
歌による感動というものをモロに感じた。
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また、この特集のときに、シセル(Sissel )と出会ったが、このシセルという女性は「Stille Nacht」(きよしこの夜)とか「Auld Lang Syne」(蛍の光)の申し子ではないかと思うことがよくある。
歌には申し子なる存在の歌手がいる。
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どの歌を歌ってもナンバー・ワンなる歌手に出会ったこともないし、いるはずもないとも思っている。
人間が千差万別の如く、歌も個性があり、千差万別なのだから当然である。
私の今月の歌(この夏から衣替えする「世界の歌」)では、各歌の申し子なる歌手も紹介したいと考えている。
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同時に、欧米や日本の感覚では捉えられない歌が存在することも強調しておく。
2016年2月の歌で紹介したアフリカの一部などにそうした名残が見られる。
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ともかく、歌にしても・歌手にしても世界は広い。
日本のマスコミの視点からだけの歌にとらわれていては人生のロスであることを本格に痛感したのがこのドイツ特集であった。
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歌のコンテンツはデジタルなどの進化などに伴い、ウルトラCからウルトラE以上に進化しつつある。
歌、映像、音響、編集の仕方・プレゼンテーションの仕方これら全てが要求されつつある。
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しかし、土台は永久不滅でもある。歌への情熱、さらに、その土台に平和・自然を愛する心と、その歌手の人間性や人生が問われることもある。
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そして、今回の両歌が人の心をつかむならば、私の公式ブログのテーマである「a great peace of mind(大いなる心の安らぎ)」の世界が訪れるとも思う。
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今回のドイツ特集の再公開では、今週(2017年4月16日~2017年4月23日)が今月の歌と今週の歌・もみの木、次週が今週の歌・「きよしこの夜」を二ページ割く予定でいる。
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今週の歌は合計三ページのほとんどが、2017年に収集した新しいバージョンである。
なお、同一の歌手・同一のときの歌でも、映像美問題もあり、映像が違えば重複して今回は紹介をしている。
他方、今月の歌の方は原則として、昔、紹介したままのコンテンツで再紹介予定でいる。
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※注人名解説(以下、ウィキペディアから引用)
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Sissel →「シセル(Sissel、1969年6月24日 – )は、ノルウェー出身の女性歌手。もともと母国・ノルウェーで国民的歌手として人気があったが、近年は「クリスタル・ボイス」とも評せられる透明感溢れる歌声と安定した歌唱力が世界的に高い評価を受け、国際的に広く精力的な音楽活動を続けている。もともとシセル・シルシェブー(Sissel Kyrkjebø)名義で長らく活動を続けてきたが、近年はファーストネームのみで登場する事が多くなった。」
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三大テノール(さんだいテノール)は、ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスの3名のテノール歌手が、共同でコンサート等の活動を行った際に用いた名称「The Three Tenors」が元になっている。
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「The Three Tenors」に日本語の「三大」に相当する意味はなく、「三人のテノール」と訳することもできるが、3人がそれぞれ人気、実力を兼ね備えた当時を代表するスター歌手であったことから、「三大」の面が強調され、共同活動のグループ名としてのみならず、3人の歌手の存在そのものを指す言葉となった。
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三大テノールとしての最初の活動は、1990年イタリアで行われたサッカーワールドカップの前夜祭として、ローマのカラカラ浴場で行われたコンサートである。その後も4年毎に開催されるワールドカップのたびにコンサートが催され、2002年の日韓共催の際の横浜アリーナまで続いた。この他にも3人での世界ツアーも数多く行い、オペラだけでなくナポリ民謡やポップスなどのレパートリーも持ち、テノールやオペラの魅力を大衆に広めることに大きく貢献した。
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これ以外の活動もあった。1999年1月9日にヴァーナルが東京ドームで行った「3大テノール ニューイヤー・コンサート’99」はエフエム東京や東京メトロポリタンテレビジョンを通じて全国に放送された。
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2003年のコンサートが最後となり、2007年にパヴァロッティが死去したことで三大テノールとしての活動は終わりとなった。
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グループ活動としての三大テノールは終了したが、「その時代を代表するトップ歌手」という意味での三大テノールという言葉はその後も使われ続け、「ポスト・三大テノール」は誰か、などの議論のように使用されている。ポスト・三大テノール候補としては、ホセ・クーラ、ロベルト・アラーニャ、マルセロ・アルバレス、ファン・ディエゴ・フローレス、ヨナス・カウフマン等が挙げられることが多いが、固定した評価はなく、その呼び名自体廃れてきている。
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(上記はウィキペディアから引用)
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なお、今回の再特集に当たり、昨年出会ったシセルや欧州三大テノール以外にも、何人かの素晴らしい歌手と出会った若しくは出会いつつある。彼ら・彼女らは日本ではほとんど紹介されていないのが不思議である。
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収録は世界の歌ブログ参照。