受験相談→(大学・学部の選び方)早大・同志社・関学受験で迷うへの回答。

このエントリーをはてなブックマークに追加

受験相談→「早大人間学科・同志社経済・関学経済受験」で迷うへの回答。

(他のサイトでの回答のため、質問事項は簡略かつ簡素化し、誰が書いたか分からぬように処理。私の返答の方はそのまま掲載)

私が選ぶ場合には、①一番興味のある学科、②自分が一番ひかれる教授のいる大学、③私の如く貧乏人の場合には授業料となります。

本当に人間学科に興味があるならば、早大人間学科が良いと思います。
次に、経済学に興味があるならば、同志社と関学の教授諸君の著書を読み、これはと思う教授のいる大学へ進むことを勧めます。

偏差値は詐欺であり、意味をなしません。例えば昔入試教科が英数国社必要でした慶応・関学は偏差値が低かったです。逆に三教科入試の大学は偏差値が高かったです。早大政経学部政治学科(三教科入試)と慶応の経済(四教科入試)では偏差値は雲泥の差があった時代もありました。早大が圧倒的に上。時には慶応経済は同志社法学部(三教科入試)よりも偏差値が下のときもありました。しかし、一般的には入試教科数が多い方が詰め込み受験の暗記度合いは上となります。

更に大学名はだしませんが、入試教科四教科の大学が入試教科を三教科にすると偏差値があがり、更に二教科にすると偏差値がまた上がったという事例があります。特に四教科から三教科に変更した大学は、学校法人とはいえ限りなく企業に近い駿台・河合塾・福武書店(現・ベネッセ)などが適当につけた偏差値では必ず上昇しました。そして、その偏差値に釣られて学生が偏差値の高い大学に行くという、マインドコントロールがなされました。

しかもその偏差値は、私などが昔つけていたのです。私は昔大手二社の模試を作成・チェック・監修していました。私は真面目にやりましたが、同僚の中には多忙で手抜きで悪問をつくったり、酒でも飲みながらとまではいいませんが適当につくっていたりした人もいました。適当につくった試験で偏差値は決まっていました。その出鱈目(でたらめ)な偏差値に引かれて、偏差値60より、62に行こうとする学生が増えるという逆転現象が起こっただけです。私が詐欺でA大学の偏差値60を65とすれば、本当の偏差値61のB大学に合格した学生が、嘘の偏差値65に騙(だま)されA大学に行きます。これを逆転現象と名付けましょう。偏差値とは出鱈目なものなのです。こうしたことに関心をもたれれば以下のサイトを御覧ください。(二段目のサイトは試験中で未完成のようですが)
http://h-takamasa.com/custom2.html
http://h-takamasa.com/Blog/?p=141

ちなみに、私は関学(法)、早大大学院(政治)を修了しました。また同志社(法)も大学院は合格しました。その経験からいえば、この三大学の教育サービスはほぼ同一です。
更に、この三つの大学には、私の知人・同僚・後輩などが教壇に立ち、入試問題を作成しております。彼らのつくった入試問題が良いか?と言えば首をひねるときがあります。入試問題の質を一度採点してみたらどうでしょうか。

結論を再度記します。
①自分の興味のある学科を優先する。

②教育サービスの中で一番重要な教師について調べる。(本が無理ならば、インタネットとか、在籍生にきいてみるのもよいでしょう)。これで決める。

③それで結論がでねば、どこにいっても同じということです。
(蛇足)関学は東京では無名ですが、ICUや上智も関西・西日本・九州などでは知らぬ人が多いのと同様ですが、余り意味はありません。勿論、同志社も海外では無名です。同時に大学の知名度・評価は変化します、昔は旧帝大の一部をしのいだ横浜国大や東京教育大……を。更に戦前、評価の高かった東京農大を(たしか、東京農大は早慶よりも上と評価された時代が戦前にはありました)。

また、遅れた日本の企業ですら、大学よりも実力で決めるという時代に入りつつあります。パナソニック社長、松下幸之助→松下正治(東大卒)→山下俊彦(高校卒)→谷井昭雄(神戸大卒)→森下洋一(関学卒)→中村邦夫(阪大卒)→大坪文雄(関大卒)→津賀 一宏(阪大卒)だと思います。ソニーも出井さん(早大卒)→ハワード・ストリンガー(オックスホード大卒)→平井一夫(国際基督教大学卒)です。しかも、ソニーは出世について大学名を問いません。

①②から判断し、自分の進む大学を選び、そしてその大学をあなたが有名にしてください。大学の知名度は、在学生・卒業生により決まるのであり、その逆ではありません。その逆は長期的には錯覚です。自分が大学を背負うという気概で大学生活を送ってください。

【※このサイト用追記】
偏差値がいかに出鱈目かは、後日、私が昔記したエッセイから抜粋し、収録する。ただし、超多忙なため、二〇一五年三月になる可能性が高い。

 

 

【2015年2月15日11時追記】(Yahooサイトへはこの追記はしていません)

偏差値がでたらめ、その前に模試どころか入試試験もでたらめ、学校もでたらめ、……これらの証拠をつけて3月か4月にこのBlogに掲載します。
次に、PCを購入するときに、CPU、メモリ……、耐久性と価格を天秤にかけて購入します。大学選びも同様にする時代にきています。教育サービスと授業料を天秤にかけて選ぶという時代に。だから、商品・サービスがよく、価格(授業料)もやすければ、偏差値なるものは高いよりも低い方が良い(簡単に入手できるため)、が私の持論です。偏見に騙(だま)されてはいけません。これも後日特集します。大学・大学院はアクセサリーではありません。技能の習得とその土台を得るために金を払っていくところです。
なお、質問はYahooサイトにあった「早大人間学科、同志社経済、関学経済……どこにすべきか」という内容でした。他にすべき事項が山積しているときに、催眠の如(ごと)く形で返答したものです。