今月の歌から世界の歌へ(2)―2015年5月~6月の歌を振り返って。
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日本:水色のワルツ:今月の歌:2015年5月(2017年3月8日微修正再公開)
今回の掲載箇所→http://h-takamasa.com/worldsong/?p=95
英国:The Snowman:今月の歌:2015年6月(2017年3月8日微修正再公開)
今回の掲載箇所→http://h-takamasa.com/worldsong/?p=182
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5月の歌では、私が小学校か中学校の頃、よく見ていた「あなたのメロディー」の常連であった高木東六さんの「水色のワルツ」である。
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まず、この特集のとき、謎の歌手二人が登場した。一人はグループである。名前は不明である。
見事なアレンジとコーラスであった。もう一人は渡部(浮田)則子という歌手である。
このとき、今月の歌コーナーで世界に埋もれている歌手や歌と出会えると確信した。
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このコーラスグループが強い印象に残った。このコーラスグループの名は未だに分からない。
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5月の歌では、鮫島有美子さん、名も知らぬグループ(アレンジのすばらしさ)、双葉あき子さん、最後が渡部(浮田)則子という歌手であった。この四組を通して、この歌の良さを再確認した。
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鮫島さんは期待通りであり、やはり鮫島さんであった。心が癒やされるコーラスグループの歌、老いても健在・双葉あき子さんと高木さんの見事なピアノ演奏、そして最後に全く知らぬ歌手の登場であった。
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6月の歌は「The Snowman」である。
「The Snowman」(雪だるま君)は、私が短大講師時代に教材とした、すばらしいアニメである。音楽と映像だけの、サイレントアニメ(無声画像)のため、語学は関係ない。
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このとき、私はアンドレ・リューと出会った。アンドレ・リューなる人物を知った。
アンドレ・リュウ(André Rieu, 1949年10月1日 – )は欧米では絶大な人気を誇るが、日本などアジアでは余り知られていない。私も知らなかった。
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彼と出会ったのは一つの事件であったかもしれない。
彼は音楽の演出力では天才である。スケールも大きい。
「聖者の行進」のときのアンドレの演出を思い出していただきたい。
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私が今月の歌を作成する上で、困ったときはいつもアンドレを探した。
世界の名曲ではまず、すごい演出力で音楽のプレゼンテーションをしていたからである。
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「ニュースがないときは動物園に行け」とか、「ドラマでテーマがでないときは、家族・親戚・近所のトラブルを扱え」という暗黙の秘訣(ひけつ)がある。同様に、私も、選んだ歌で、良いコンテンツに出会わぬときは、まずアンドレに頼った。
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しかし、アンドレのコンテンツはどれも良いが、曲によればアンドレ抜きでも良いコンテンツが相当集まるときもあった。そうしたときでも、アンドレは顔一つ変えない。
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「あっ、そう。じゃあ、次の曲のときに僕を見なさい」と言わんばかりであった。そのくらい、すばらしい、歌のプレゼンテーションを持っている。
彼が、日本でブームの主役にならなかったのが不思議としか思えない。そのくらい、彼の演出力はずば抜けている。
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「今月の歌」でも、本年度から開始する「世界の歌」でも、歌手の国籍でなく、曲の国籍で国を選ぶ方針でいる。
そこで、本年こそはアンドレの母国・オランダを特集したいと思っている。
まさかと思うけれど、アンドレは母国の歌だけは演出していなかったということはあるまい
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2015年と2016年の「今月の歌」の掲載が終了すれば、「世界の歌」に入る。今月の歌と世界の歌の違いは、世界の歌は良いコンテンツがあれば、何か月でもその歌を紹介する。逆に、良いコンテンツが十分になければ、1~2週間で別の国・曲に移動する、ということにある。
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世界の歌に入れば、いよいよアンドレの母国・オランダを本年こそは特集したいと思っている。
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しかし、私はオランダの歌と言えばSarasponda(サラスポンダ)しか知らないのである。
頭が痛い!本日、気になりオランダの歌を探したが、やはり、頭が痛い。
絶対にあると思うのだが。藤山一郎さんが船乗りの歌(オランダ民謡)を歌っていたが、私が求めているのは違うタイプ。
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私の方針は、私が本当に良いと思い、記録に残したいと思う歌しか、世界の歌(旧「今月の歌」)では掲載しないため、どうなるか不明である。
そして、歌手以上に「曲」の方に注目をしている。
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さて、どうなることやら!
ともかく、詳細な解説は当時書いたものを読んでいただきたい。
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追記。今見ると、「The snowman」をエバンコちゃんが歌っていた。エバンコ(Jackie Evancho)さんにも随分、今月の歌・今週の歌では活躍してもらった。(アメージンググレイス、荒城の月などなど。)