安らぎ文庫HP(社会と英語に関するお勧めの本)掲載文全文及びPDF部分

お勧めの本安らぎ文庫HP(社会と英語に関するお勧めの本)掲載文全文及びPDF部分

 

(1)安らぎ文庫HP・本の情報>お勧めの本

(1)私のお勧めの本(人文・社会科学関係)[順不動]

著者名 タイトル 出版社 出版年
哲学 ラッセル 西洋哲学史 みすず書房 1970
(市井三郎訳) Ⅰ~Ⅲ巻
経済学 サムエルソン 経済学 岩波書店 1974
(都留重人訳) (上と下) 何度も改訂
経済学 マルクス 賃労働と資本 岩波文庫 1981
(長谷部文雄訳)
経済学 都留重人 新しい政治経済秩序を求めて 朝日選書 1983
社会学 大塚久雄 歴史と現代 朝日選書 1979
社会学 マックスウェーバー プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 岩波文庫 1989
(大塚久雄訳)
政治学 丸山真男 現代政治の思想と行動 未来社 1964
憲法 小林直樹 憲法第九条 岩波新書 1982
歴史 E・H・カー 歴史とは何か 岩波新書 1962
(清水幾太郎訳)
社会 モンテスキュー 法の精神 岩波文庫 1989
(野田良之等訳)
社会 ルソー 社会契約論 岩波文庫 1954
桑原武夫訳
社会 J.S.ミル 自由論 岩波文庫 1971
(塩尻公明・木村健康訳)

大学生諸君には、世界史、日本史を中央公論版などで全巻(世界史・日本史各二十巻程度)を一気に読むことを勧めます。
その際、ノートではなく、パソコンのデータベースソフトでメモをとることが望ましいです。問題は、そのメモへの番号の付け方です。幾つかの番号をつけておけば、政治学でも、経済学でも、社会学でも膨大な索引ができます。比較分析や資料集めの上で大変便利です。
ちなみに、パソコンの醍醐味(だいごみ)はデータベースにあると思っています。表計算と異なり、データベースソフトは分析に使用できるからです。無限分析です。

(2)大学生・高校生等へのお勧め本英語文献(2015年1月頃記述)

【前書き・〝徒然(つれづれ)なるままに〟】
(一時間程度で一気に書いた文書のため、読みにくくてゴメンナサイ!)

英語、もう十五年以上使っていないため忘れてしまいました。しかし、昔、必要に駆られて少しだけ英語を勉強した時期がありました。(A)大学院時代前後と(B)1988-89年及び94-99年頃です。

(A)早大大学院の時期はゼミでもカリフォルニア大卒の人、それにハーバード卒の人が時々参加しておりました。また食堂でもオーストラリアから来た友人がいました。でも英会話は覚えられませんでした。何故ならば、彼らは日本語を学びに日本に来たので日本語で話してほしいと言ったからです。オーストラリアの友人は、私をみると手をあげて「浜田さ~ん」と言っていました。懐かしい思い出です。

(B)の時期は、だまし討ちにあってやむなく英語をした時期です。1983~84年頃は駿台、福武書店(現ベネッセ)、地方予備校等々の受験界で活躍し、引く手あまたでした(駿台の条件もどこから通っても良い、乗り物は新幹線グリーン車、ホテルなど全て手配・費用駿台持ち……と)。私立の六年一貫性の(灘を目指していた)中学・高校からも専任で是非とか、幾つかの予備校からもオファーがありました。私の専門は政治経済、現代社会です。

ところが悪魔のささやきがあり、それにひっかかったのです。湯川秀樹博士の教え子のS先生を通して、労働省系大学校で法律学と経済学の講師として、少し教壇にたってくれないか、と。S先生の顔もあり、話だけ聞きにいくと、「来年から即専任に是非なっていただきたい。そこで、法律学と経済学以外に、一般教科で英語も担当してもらえないでしょうか」、と。労働省の学校、それに地元ということで話に乗ったのです。

 しかしながら、教壇に立つ間際に、「中曽根行財政改革のため少し専任は待ってくれ」と連絡がありました。その結果、駿台予備学校(京都や大阪で政経・現社・後に日本史も担当)も、義理・人情から地方予備校(岡山市で駿台と同一教科)も、福武書店(政経・現社)も、駿台文庫(政経・現社)も、この大学校(新倉敷駅近く)も……となり、多忙になりすぎ大学院時代の友人に援軍を頼み、法律学と経済学を担当してもらいました。その結果、何と、私が英語だけを教える羽目となったのです。

 そのときの私の心境。世界でも珍しいことを成し遂げた。「英語ができない人間が大学校で英語を教えるという快挙を達成した!」でした。英語ができる英語の教師はたくさんいます。だから、英語のできない人間が大学や大学校で英語を教えるとは愉快ではありませんか。これと類似の台詞(せりふ)を、ヘレンケラーの家庭教師であったアン・サリバンが言っております。チャップリンもアン・サリバンも英語の読み書きは今でいう中学校時代前半でもできなかったのです。

 それに時給が駿台予備学校講師の四分の一以下、予備校の夏期講習と比べると七分の一で、駿台の待ち時間・休日保証、逆に大学校は交通費抜きのため総合で十分の一以下となり、文句を言うなでしょうか。もっとも、大手予備校の英語講師の大半は法学部・経済学部卒なのですが(そこが中学校や高校の英語講師との違いです!)。それに専任になるためにはコマ数の関係で英語を担当し続けなければならないため、選択の余地がなかったのです。

 こうして、受験産業で政治経済を中心に社会科を教えながら、大学校でも英語を教えることになりました。この時期の中の数年間だけ、ほんのわずか英語を勉強しました。その頃を思い出しながら、英語に関するお勧めの文献を記しました。ちなみに、中学・高校時代は英語には興味がありませんでした。ちんぷんかんぷんでした。英語では、「It’s all Greek to me」と言います。{それは私には全くちんぷんかんぷんだ (Shakespeare 「ジュリアスシーザー」から}。

もちろん、この十五年間は英語は一切していないため、再度英語音痴となっています。多分、本年、アメリカに数日行く可能性が高いです。恐らく、アメリカで大恥をかくでしょう。それを契機に、また語学学習をしようと思えばよいのですが。何しろ多忙なためどうなるでしょうか。
英語に対する今の心境。「道楽」の一言です。「語学の勉学など、それを職業としないならば道楽でしかない」、です。中学生・高校生・大学生のみなさんは道楽ができてうらやましい限りです。私も一生懸命多方面で活躍してきました。ならば、少しくらいの道楽は許されてもよいのではないでしょうか。

 なお、この大学校であくどい労基法違反被害に遭遇した経緯は、拙著『恐るべき労基法違反』に記述しています。高校講師、予備校講師、大学校講師時代などで起こった出来事をノンフィクションで読みやすくしたものは拙著『閉じた窓にも日は昇る』に、英語と社会の融合授業の具体的見本は拙著『求め続けて』に記しています。英語と社会科(歴史・政経・倫社)と旅を結合させ、写真とイラストで装飾した作品・『旅に心を求めて―教材編』もあります。これらも出版できることを願っています。

 (2019/09/11追記)このHP群を立ち上げてから、英語の家庭教師を一方的に指名しました。誰かはいつかお話ししましょう。そのときに言った台詞(せりふ)。
「もし、私が英語ができだせば、それはひとえに私の努力の賜(たまもの)である。もし、相変わらずできなければ、教師の教え方が悪い。」
結果は😭。ところで、その家庭教師とは誰でしょうか。いつかお教えします。みなさんが驚く(゚o゚;)ような人です。(O_O)。

著書名 レベル 備考
英文法 Raymond Murphy, English Grammer In Use, Cambridege University Press, 1985 高校~ 英英ですが、大変分かり易いです。英語は易しいです。
英文法 江川泰一郎、英文法解説・改訂新版、金子書房、1964 高校3~ 体系的にきっちりと学習したい人にお勧め。少し難解.英語が職業上必要な人向けですので無理に手をださないでください。この本よりは上の英英の文法書の方が易しいです。しかし、見事なまでに思考され書かれた英文法書です。
英語の機能 John Blundell/Jonathan Higgens/Nigel Middlemiss, Function in English, Oxford University Press, 1982 高校3~ カジュアルな英語~丁寧な英語までグレードごとに紹介しているユニークな本です。英英。
丁寧な英語 脇山伶、英語表現のトレーニング、講談社現代新書、1990 高校~ 丁寧な英語という意味を知ることも大事でしょう。勿論、カジュアルな英語も重要です。ちなみに、私は英会話の三要素はExcuse me, Thank you, Pleaseと思っています。
英語の感覚 マーク・ピーターセン著、日本人の英語、岩波新書、1988 中3~ 興味深く味わえるでしょう。また学校授業のひな形文法に疑問を持つようになるでしょう
英語の発音 原岡笙子、マザーグースで身につける英語の発音とリズム、NHK出版、1994 中3~ CD付き。音楽とマザーグースと共に覚えられるよくできた本。
綺麗な英語・ JOHANNA SPYRI, HEIDI, (Translated from the German by Eileen Hall),PUFFIN,1956 高校~ 原作はドイツ語です。ハイジの英語訳は多数でています。しかし、この訳者ほど綺麗な英語訳はありませんでした。原作ぬきで、英語学習には最適の綺麗な英語です。全文をワープロに写し直し、何度も読みました。流れるような英語です。
綺麗な英語・2 L.FRANK BAUM, (Edited and annotated by MASAO SHIMURA), The WONDERFUL WIZARD OF OZ, KENKYUSYA, 1974 高校~ オズの魔法使いの研究社版。意外と英文法的側面は知られていないのですが、挿入句・倒置などの多投で英語感覚は磨かれます。私は英文は綺麗な英語と思いました。
本番の英語 Charles Dickens, A CHRISTMAS CAROL, 講談社英語文庫、1989 高校~ カセットかCDと共に読むことを勧めます。英語音痴の私には余り綺麗な英語には思えませんでした。でも英語のリズムとアイデアが凄いです。またMe, tooではなくI, tooとなっています。これはディケンズが正しい。なお有名なRetold版があります。こちらは綺麗な英語。
英語入門書 L F BAUM (retold by JOAN COLLINS, illustrated by ANGUS MCBRIDE), The Wizard of OZ, Ladybird 高校 Ladybirdのカセット版は大変良いです。内容も、英語も、絵も、音楽も良いです。ただし改訂されたCD版は少し落ちます。前者は芸術性がありました。
 旧版Ladybirdシリーズは大変良いです。旧版は中古でしか購入できないと思います。内容によれば中学一年から読めるものもあります。
お勧め小説 HARPER LEE, TO KILL A MOCKINGBIRD, ARROW, 1960 大学生~ 映画化され、グレゴリーペックがアカデミー男優賞をとりました。素晴らしいストーリーです。私は全文をパソコンで書き直し、何度も読みました。ただし、英語は綺麗な英語でないかもしれませんので、英作文の参考にはならないかもしれません。小説ですから当たり前です。それよりも私が英語音痴なための誤解でしょう。
同上翻訳 菊池重三郎訳、アラバマ物語、暮らしの手帖の本、2003 中学生~ 上記本の日本語訳版。
 もし、上記本が有名出版社・有名な人が訳していたならば日本でも大ヒットしたでしょう。
お勧め英会話 東後勝明、こんなときどう言う?英会話110番=日常編=、旺文社、1978 中学生~ 昔は英会話学習の神様的存在。大変リズムの良い本です。カセット・CDと併行してつかわれることを勧めます。東後さんの英語の発音も、日本語での解説もリズミカルです。
歴史 E.H.Carr, What is History?, A Pelican Book, 1961 高校3~ 内容も良いですが、ペリカンブックスに親しんでください。安いです。紙は悪くても自分でワープロに全文うってみたらどうでしょう。写経と同じ感覚で。
完璧な英語 Bertrand Russell, History of Western Philosophy, Unwin University Books, 1946 大学生~ 英語の作文の見本です。本当の教科書。近代以降の哲学部分も大変分かり易いです。英語の難易度やや難。
同上 バートランド・ラッセル著(正田義彰・荒井良雄編)、ラッセル名言集、原書房、1966 高校3~ 英作の教科書。英日対訳のため高校生から読めます。やや難
英語で日本紹介 講談社インタナショナル編、英語で話す「日本」Q&A、講談社、1996 高校~ 英日対訳です。別売のカセットもあります。
英語で日本を学ぶ 安部直文、全図解・日本のしくみ[政治・経済・司法編]、講談社、2001 高校~ 英日対訳です。ただし古いので注意。
 私・浜田隆政も英文・日文政経図解を作成しています。次年度に販売しようかと思っています。私のはバイリンガルで図解・絵図で日本の政治・経済の解説をしています。

 

(3)【英語のお勧めの本・2】(中学校1年~) →今度は易しいのを紹介

 本年中には、中学校1年生から読める、お勧めの英語の本・カセット・CD・映画・ビデオの紹介を書きます。今しばらくお待ちください。

  ◎傑作であった『セサミストリート』、特に1988~89年頃。これはアメリカやNHKに要望を出し、1988~89年版の再放送を嘆願するつもりです。また、上記にも記したカセット版の方のLadybirdsシリーズをそのままCD版にする要望を出版社に出します(今のCD版のかなりが昔とは異なります)。
更に、無声映画アニメ『Snowman』の英字の紹介なども、著作権問題を検討した後で、徐々にこの文庫で行います。ディズニーDumboの著作権がきられていれば、私が英会話用に作成した浜田隆政「英会話・Dumbo」を掲載します(中学生高学年から読めます)。

 同様に著作権問題をクリアすれば拙著『Dorothyと十人の出会い』(OZの魔法使いを大きく英会話用に書き直した物)をこのHPに一部、全体は電子書籍で出版したいと思っています。

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●付録

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1997~2016年公開原稿・項目編

2019年9月11日 | カテゴリー : 安らぎ文庫 | 投稿者 : TAKAMASA HAMADA