気が向けば一言【政治】№152―2019年9月11日第四次安倍改造内閣と自民党人事
【語句】
#安倍晋三 #菅義偉 #二階俊博 #麻生太郎 #河野太郎 #小泉進次郎 #茂木敏充 #加藤勝信 #岸田文雄 #小泉純一郎 #郵政改革 #JA改革 #TPP #菅直人 #朴槿恵 #岡田克也 #トランプ #古賀茂明 #クリステル滝川
【更新記録】2019/09/18 12:02掲載公開。 12:18追記。
2019/09/18 20:10 修正 文中の崩壊を「 崩壊 …?」に修正した。修正理由は該当箇所参照。
2019/09/18 20:49追記。一番下
特徴は以下
①高市早苗など安倍晋三氏側近の入閣。
②長年の大臣待機組の入閣(在庫一掃型)。
③後継候補の競争政策。
→河野太郎防衛大臣、小泉進次郎環境大臣、茂木敏充外務大臣、加藤勝信厚生労働大臣、それに岸田文雄政務調査会会長
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#第4次安倍再改造内閣 が発足
○https://twitter.com/Takamasa_Hamada/status/1171787021976662016?s=20
https://twitter.com/Takamasa_Hamada/status/1171787021976662016?s=20
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布袋(ほてい):
主な経緯は僕が言おう。
安倍晋三政権の特徴は安倍晋三個人とトロイカ体制だ。
トロイカとは麻生太郎氏、菅義偉官房長官、そして二階俊博幹事長だ。
この三者がそれぞれ対立していることは周知の通りだ。
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今回の改造について、一月(ひとつき)前には、麻生氏と菅氏は留任。二階氏は副総裁に棚上げして、幹事長には岸田氏を持ってくるという報道が大半であった。
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ところが、組閣一週間前の9月4日に二階氏が留任と報じられた。
二階氏と菅氏の接近という噂(うわさ)もある。
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なお、今回の改造では一人を除けば、安倍内閣改造はほとんど目立たない。
一人とは小泉進次郎氏だ。
そこで、小泉氏を何としても閣内に入れたかったようだ。しかし、小泉氏が承諾するかどうかが鍵だった。
最終的には菅氏が小泉氏に連絡し、承諾を得てから最終連絡となったようだ。
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小泉氏については、クリステル滝川氏との結婚報道の頃には入閣かと噂され、その後は入閣は見送りという報道が強かった。
ところが組閣の前々日に入閣が決まったようだ。
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明神:
そんなことはマスコミが全部知っていることだ。
問題は、ボンちゃんが動いた部分の情報公開だけだ。
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ボン:
僕は安倍内閣では組閣の相談は一切受けていない。(小泉内閣や菅直人内閣の話は既に公開済みだ。)
さらに、安倍晋三氏に僕を悪用されるのを防ぐため、組閣前には一切沈黙を保つと宣言していた。
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確かに、自民党の中にも仲が良い人はいる。それも一人や二人ではない。しかし、今回は彼らが閣内や要職に留(とど)まることが彼らにとって良いのか悪いのか分からないというのが僕の考えだ。それもあり、更に一切何も言っていない。
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ただ、気になることが一つある。
9月9日に、催眠型で政治の話を独り言で言わされた。
小泉純一郎氏が安倍晋三氏を登用したときの話だ。
後に知ると、小泉進次郎氏に打診の電話があったのが正にその日だそうだ。そして、翌10日に小泉氏入閣の方向と報道された。
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布袋:
ボンにとって、二階俊博氏、河野太郎氏、小泉進次郎氏…が自民党の中心にいた方が良いのと違うのか。
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はかせ:
私が説明しましょう。
まず、二階俊博氏の件ですが、1990年代の如(ごと)く、政界再編成や自民党が大きく変わったとき、幹事長は総理と運命を共にしなければならないですな。(日本のフィクサーME 臨時編⑥で 岡田克也氏が民主党幹事長でなければ、第95代総理大臣になっていたはずを参照。)
そうした状態が起こらないとも限らなくなりましたな。
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二つ目が、二階氏はやり手ですな。
それならば、安倍晋三様と対立する人が二階氏をスカウトし、総理になればよろしいということにもなりますな。
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「私は二階氏を必ず幹事長か官房長官にする」と約束すれば、誰が総理になっても二階氏にとっては同じことですな。
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明神:
その後はサー、僕が付け加えるよ。
某メディアは次のようなことを書いていた。「二階俊博氏が幹事長を外され、怒り、安倍政権が 崩壊 …? する方がよかったのでは…」と。
そのメディアの記事を本日探したけれども見当たらなかった。
※(修正)崩壊を 崩壊 に。修正理由、当時、偶然見たHPが消えており、誰かの謀略を警戒して、明白に語句を覚えていないため、訂正線をいれての「崩壊 …?」に。
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ただし、朝日新聞でも次のような見だしはあったけれどね。《「俺を野に放つと…」 幹事長交代、首相は危険を感じた( https://www.asahi.com/articles/ASM9D3TCCM9DUTFK005.html)》
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河野太郎氏については古賀茂明氏が次のような記事を書いている。
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が、私自身の関心は別のところにある。それは河野太郎外相の去就だ。
報道によれば、首相周辺では河野外相の後任に日米貿易交渉を担ってきた茂木敏充経済再生担当大臣を充てる案が急浮上しているという。
私が河野外相に注目するのは、河野氏が閣外に出て独自色を打ち出せるようになれば、ポスト安倍レースが一気に活発化すると予想しているからだ。何せ河野外相は根っからの脱原発派として知られ、過去には自衛隊のイラク派遣反対を主張するなど、党内では「異端児」と目されてきた。安倍首相が後ろ向きな規制改革や行政改革にも熱心なことで有名だ。
今でこそ閣内一致の原則を守り、持論を封じて外相の職務に徹しているが、閣外に去って安倍政権とはひと味もふた味も違う政策を打ち出せば、河野外相は間違いなく魅力的な総理・総裁候補となる。
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古賀茂明、「安倍政権の内閣改造で、河野太郎外務大臣の”その後”に注目する理由」{『週間プレニュース2019年09月13日』所収。なお『週刊プレイボーイ38号』[9月9日発売]に掲載だそうです。:
https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2019/09/13/109737/
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はかせ:
小泉進次郎氏についてはボン様の老婆心ですかな。
安倍晋三様の内閣では二つの原則がありますがな。
一つは、安倍内閣の支持率が上がるようにがんばって貰(もら)わなければならない。これは当然ですな。
もう一つは安倍晋三様よりも、人気が上回ってはならない。
万一、安倍様が四選を狙うことになれば小泉潰(つぶ)しにかかられる危険がありますな。
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四選を狙わなくても、かなり嫉妬(しっと)深い人ですから、小泉氏の人気が爆発的にでれば危険が伴いますな。
過去の安倍内閣では、安倍様よりも人気のある大臣がいなかったので問題化されなかっただけですな。
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明神:
それが本当ならば小泉氏は大変だ。
内閣で活躍できずに、人気が下降すれば、過去の人気が台無しだ。しかし、人気がですぎれば、やっかみから影で潰(つぶ)しにかかられればこれまた大変だ。
ボンちゃんサー、小泉純一郎氏と馬があった時期があるならば、そうした危険性を言っておいた方がよいよ。そうしたことを臭わせておけば、小泉進次郎氏の何らかの防波堤になるだろう。
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ボン:
朴槿恵氏と安倍晋三氏の、アメリカ議会演説などを思い出す。
朴槿恵氏と安倍晋三氏は本当は仲が良いはずだけれども、双方の嫉妬心は凄(すご)かったね。朴槿恵氏がアメリカ議会で英語で演説すれば、安倍氏が「僕も…」と。
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通常の人以上に、嫉妬深い所があるから、その壁に小泉君などがぶつからねばよいけれどね。
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しかし、もう賽(さい)は投げられた(ラテン語: jacta alea est. 英語:The die is cast)。
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なお、僕は日本の政治経済に関する大波乱問題を懸念している。
今はオリンピック景気だ。1964年を思い出してごらん。神武景気、鍋底景気、岩戸契機、そしてオリンピック景気、その後でいざなぎ景気だ。
しかし、景気の後には反動不況が必ず起こる。
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すると、来年秋頃からはオリンピック景気の反動恐慌が起こる。今、オリンピック景気を実感できないような景気だが、オリンピック景気がなければもっとひどい状態だった。だけれども、スペンディングポリシーなどによる景気が今なのだ。すると、来年秋以降は相当ひどい状況が予想される。
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その上に、消費税をまたあげた。当面は各種政策でつぎあてしたとしても、来年秋以降はボディブローのようにきいてくる。
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さらに、何かが加わったならばどうなるか。
例えば、イランでの有事、サウジアラビアの石油問題などが。おまけに、アメリカ経済が失速し、トランプ大統領は今度は本気で「日本は為替操作国だ…」と言ってくれば、事実上の第二のプラザ合意に近い状態になるかもしれない。
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それやこれやで、遅くとも来年秋以降は激しい逆風となる可能性が大変高い。もっとも、本年から徐々にもありうるけれども、何しろ今はオリンピック景気だ。好景気の実感がわかなくても、スペンディングポリシーは効いている。その上、赤字国債の垂れ流し、世界と比べて異常なマネーサプライの問題もきいている(つけは将来必ず来る)。
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それを受けて、政治も変動が起こる可能性がある。まさに1990年代だ。その上、来年はアメリカ大統領選挙がある。トランプ大統領再選ならば今のままだけれども、万一、アメリカの民主党が政権をとれば、トランプ大統領と蜜月を演じた安倍氏はどうなるのだろうか。
……。
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布袋:
ボンはどういう政治状況が望ましいのかい。
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ボン:
僕が政治家に望んでいる一番のことは、私自身の人権回復だ。経済の自由、職業選択の自由、人身の自由などの回復だ。それを実現するならば、どの政党でも大歓迎だ。同時に、そのために、契約的党派中立を実行している。
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一般論としての政治経済は、僕がたまたま政治経済を専門としていたので、HPの客集めで仕方なく書いているだけだ。
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はかせ:
しかしですな、今回の内閣改造にボン様が絡(から)んでいないならば、今回の原稿など書かずに、他のことをされた方がよろしいですな。
世界中の人は、ボン様が裏で絡んだことの情報だけを知りたいのですがな。
ましてや、世界が激変しつつあるときに、日本の内閣改造問題などを記すことは、ボン様の時間の無駄ですな。
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それと、ボン様は政治と人情を切り離されておられることは言っておきなされ。
自分の父親が政治家の場合でも、息子が無関係な仕事をしておれば、父親の政策について一々コメントする必要がないですな。
ボン様が先に名をだされた人につきましても、人情で繋(つな)がっているならば、彼らの政策についてのコメントをボン様がする必要はないですな。
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(感想)気のせいか、二階俊博氏が痩せていたように見受けられたのが気になった。昨年12月前後は、二階氏のインフルエンザ、高血圧入院、奥さんの死去、さらに、それに乗じての二階おろし…で、元気をだされるようにと……。今回は、昨年と異なる政治経済の変化の兆しから、何が二階氏などにとって本当によいのかが分からない状況となっている。
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ちなみに、各人が二階氏…批判などが必要ならば民主主義のルールですれば良いが、私は情の絡んだ時点ですべてノーコメントとしている。ただ一つの関心は私自身の人権回復が生存中に実現するか否かだけである。
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同時に、政策問題でも、幾つかの項目はノーコメント宣言をする場合がある。小泉内閣のときの郵政改革は即座にノーコメント宣言をしている。最近は、挑発の兆しを感じて農協(JA)改革もノーコメント宣言をだそうかと考えつつある。
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国際経済ではTPPは2015年末頃からノーコメント宣言をしている。
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それらは、党派中立をしていない一般国民が民主主義のルール上で論争し、国会で民主主義に基づいて決めればよいと考えている。
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私は通常の人と異なり、世界中の首脳などとの関係…が。それ以上に、私自身の人権回復問題を優先としている。そのために、契約的党派中立宣言をしている。今回は自民党中心であるが、立憲民主党でも、公明党でも、日本共産党でも、社会民主党でも、日本維新の会でも……、必要ががあれば・要請があれば、原稿を記す用意はある。
ただし、人情を裏切らないように、同時に私自身の人権回復活動を妨げない範囲で。
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追記:誤情報か情報操作か不明であるが、私のHPには二階俊博氏を副総裁棚上げではなく、衆議院議長にする…という情報が8月頃には頻繁に入っていた。勿論、上記の理由でノーコメントであるが念のために記述しておく。
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