気が向けば一言【政治】№112・日本のフィクサーME・パート2付録編⑥・2013年訪中の経緯―4
【登場語句】#オバマ #習近平 #トランプ #プーチン #尖閣 #靖国参拝 #米中接近 #菅直人 #野田佳彦 #温家宝 #ルーズベルト #チャーチル #スターリン #安倍晋三
【更新】2018/11/21 12:27 (ただし、2018/11/21 午前0時52分頃、下書き用原稿を公開で保存していた。):13:01→誤字脱字類修正、及び小追記。
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《はじめに》
この原稿は、やむを得ない理由で、大急ぎで書いたため、一部ミス記述があるかもしれない。取りあえず公開して、しばらく寝かせた後で、修正版を「公式ブログ」に掲載予定でいる。
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訪中と訪韓の件は、『日本のフィクサーME・パート2』で記述予定でいる。既に、電子書籍の表紙も原稿も85パーセント程度仕上がっている。
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この付録編では、訪韓の際に📷カメラ器財がガタガタ状態におかれた謎を解くことにある。正確には、訪韓の三か月前から順番に器財をガタガタにさせられた状態でソウルに行くことを余儀なくされた謎である。
その要因の一つに、訪中の件があったため、訪中から記しているだけである。
幾つかの要因については訪韓の項目でまとめることにしよう。
ともかく、訪中の経緯から、論じないと訪韓時の器財問題は分からないであろう。
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今回は、訪中の経緯について、再度記す。2013年訪中目的は以下の通りである。
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中国の旅には三つの目的があったと思われる。
①私自身の目的は鑑真和上の足跡をおうこと。
②次に、日中接近への橋渡しである(これは『日本のフィクサーME・パート2』で公開予定)。
③野田政権の側からは、2012年9月に尖閣国有化により、中国で反日暴動などが起きており、それを和らげる目的があったのではなかろうか。当初は2012年11月か12月訪中予定だったのだから。
中国の現地観光会社も、尖閣騒動で観光客が激減して弱っており、その対策という狙いがあったのではなかろうか
○http://hamatakachan.uh-oh.jp/?p=14844
日本のフィクサーME・続編メモ:(三)―5・私の訪中の真相―菅直人・野田佳彦、温家宝ラインでは?
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今回は、②についてだけ記そう。
私の戦争なき世へのビジョンは以下の通りである。
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(A)国連大改革、若しくは世界連邦樹立である。ともかく、(実際に機能が可能な)常設国連軍若しくは世界連邦軍創設は不可欠である。同時に、紛争は全て(三審制からなる)国際司法組織での解決を義務づける必要もある。
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(B)上記(A)のために、まず、ブレトンウッズ体制に替わる新国際政治・経済秩序構築が必要である。特に、世界統一通貨の検討を含む為替問題の抜本的解決が不可欠である。同時に、WTOなどを舞台として関税同様に法人税に関する国際条約の検討も必要と考えている。
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(C)上記のためには、軍事大国であるアメリカ・中国・ロシアの指導者が歩み寄る必要性がある。
国際連合は、わずか四年程度でつくられた。
チャーチル(英国)、ルーズベルト(アメリカ)、スターリン(ソ連)の三人で事実上つくったと言ってもよい。
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まず、(C)から話をしよう。
今ならば、アメリカ、中国、ロシアの指導者が話し合い、そしてアメリカ以外のG7の国が同調すれば、九十パーセント以上の確率で新たな組織ができると考えている。更に、G20でも同調があれば、九十八パーセント成立したに等しいであろう。
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動きが開始し、約四年間を目処(めど)に一気に新組織樹立が私の頭の中にあった。
そこで、まず、2013年頃にはアメリカのオバマ大統領、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領の接近を願っていた。
なお、この頃(2013年前半頃)までは、既に記載したように、私は親米派ではなく親中派と思われていた。実際には私は党派中立・宗派中立論者である。
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ただし、私からすれば雲をつかむような思いであった。
ところが、訪中の際に、ホテルでいろいろと演説をぶったのであるが、それがどうもオバマ大統領に伝わったようである。
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実際に、私の訪中直後にオバマ・習近平会談が決まる。(私が中国から帰国した直後の5月21日は会談の発表がなされた。確か6月7日頃からの会談である。訪米のときも同様の動きが起こった。)
中国国家主席就任の時期から言えば、異例の早さに、世界は驚いた。
ただ、問題なのは、会談は良いが、会談で即座の喧嘩状態である。
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それらの話は、『日本のフィクサーME・パート2』で記すことにしよう。
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今回は(A)(B)(C)の輪郭のみを記そう。
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まず、(C)からである。
今回、追記するのは、プーチン大統領の件である。
彼についてのイメージは、(2013年ではないが)2016年の来日を契機に随分と変わった。まず、彼の礼儀正しさに驚いた。表か裏での対話かは不明であるが、多少驚いた覚えがある。ウィキペディアなどでは、プーチン大統領は礼儀正しい人と書かれていたが、正にその通りであった。(プーチン大統領の遅刻問題などは戦略か戦術か、何らかの意図で故意にやっていることは明白である。)また、青少年に対する、プーチン大統領の想いは世間の人が想像しているものとは異なり、彼が言うことが本心ならばかなり誠実に思われた。
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それでは、「ミスター・オバマなどと上手(うま)くいくのではないか」と考えるのは早計である。ミスター・プーチンとミスター・オバマが気が合うかどうかで、両国の関係が変わることはない。私は何度も言ったように、「大統領、首相が自らの意のままに動けるならば誰も苦労はしない…」と。トランプ大統領とプーチン大統領との関係も同様である。
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ミスター・プーチンも、当時のオバマ大統領も国益を背中に背負っている。そして、自分の意のままに動くことは一定の期間内ではできない。
対イスラエル問題を出すまでもない。
だから、彼らの歩み寄りを促すには、社会科学的に分析して、アメリカの国益、中国の国益、ロシアの国益…世界の国の国益に共通に寄与する箇所を探したり、そうした分野の存在を証明したりする必要がある。
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ただ、その説得は「思いつき」ではなく、科学に裏打ちされていなければならない。
科学と思いつきは相違する。
例えば、日本で焼酎(しょうちゅう)の酒税を上げるときに、これで焼酎業界は終わりと言われた。日本酒業界は棚からぼた餅(もち)と喜んだ。
ところが、蓋(ふた)をあけると、焼酎業界は焼酎の酒税の値上げを契機に飛躍した。逆に日本酒業界は一時はガタガタになりかけた。
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日本酒の酒税と焼酎の酒税で後者をあげれば、後者はガタガタになり、前者は棚からぼた餅と誰もが考えた。これを思いつきと言う。
ところが、実際はその逆であった。これらが他でも起これば、そこには法則が支配する科学の領域となる。
この科学の領域で、アメリカ・中国・ロシアを説得すべきであった。「ただ、会談をしてくれ」では物事は前に進まない。
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ところで、何故、焼酎(しょうちゅう)業界が伸びたか。私がいつも言う「創意工夫する労働者」の創設と関係があったからである。
焼酎業界は、このままでは潰(つぶ)れると考えた。そして相対的に焼酎の酒税が高くなるならば、「庶民の酒」「安い酒」焼酎から脱皮し、思い切って付加価値の高い焼酎をつくろう…。こうして開発時間以上に、危機感から質の高い思考がなされたのであろう。
たとえは悪いが、「火事場の馬鹿力」とでも言うべき危機感が「創意工夫する労働者」を創設して、危機の逆で飛躍的成長を遂げる分野となった。
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同様に、アメリカ、中国、ロシア…世界の国々を発展させる上で、時には逆に見えても共通項目がある可能性が高い。それを理論化するにことにより、アメリカ、中国、ロシアの真の結び付きが起こりうる。
その後は早い。G7合意、G20合意…で、(B)や(A)へと進むであろう。
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そこで本当の(C)のためには何を強調すべきであったのか。当時は分からなかったし、今も十分には分からない。
この項目の検討は今後行うことにしよう。
それでも、2013年当時も土台にはこうした思考があり、米中接近を願っての訪中でもあった。何故、日本が出てこないか。私の責任ではあるまい。2013年訪中直前には麻生氏の靖国参拝、2013年訪韓直後には安倍総理の靖国参拝…。それだけではない、これ以外にも、故意に中国を怒らせる挑発を(日本の)?などが仕組んだと思われる節もあった。こうした状況で日中接近など言えるであろうか。
その上、米中接近が可能となれば、1970年代を出すまでもなく、日中接近は自動的に可能となる。
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なお、2013年中国のホテルで、語った内容は下記に一部掲載している。
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①尖閣問題の棚上げの必要性とそのための方策、
②尖閣棚上げ期間の提言とその根拠、
③当時の菅直人・温家宝両首相への調停案と破綻の経緯、
④尖閣国有化の背景、
⑤野田前首相について、
⑥領土問題における新国際制度・条約の必要性、
⑦世界の安全のための新方式の提言、
⑧世界の安全のために国連改革か新組織か、
⑨米中接近の重要性、
⑩日中対話の在り方へのアドバイス、
⑪準固定相場制への提言、
⑫TPPよりも、WTOか新組織を軸に世界自由貿易体制構築を、
⑬法人税問題に関する国際条約の必要性、
⑭北朝鮮問題解決の在り方、
⑮元が安すぎると、輸入(輸出)インフレを招き、中国自体も貧富の格差が増大する事、
⑯当時の菅・温家宝両首相に提案した尖閣問題解決のための再生エネルギーの重要性等についてである。
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日本のフィクサー〝ME〟続編メモ(六)・国際緊張緩和のための情報公開・中国から韓国へ:3-1・米中橋渡しを目指して(1)○http://hamatakachan.uh-oh.jp/?p=16889
日本のフィクサー〝ME〟続編メモ(六)・国際緊張緩和のための情報公開・中国から韓国へ:3-1・米中橋渡しを目指して(1)