【医療】№245・魚は手で獲らず、網で獲れ―コロナワクチン急がば回れ

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気がむけば一言【医療】№245・魚は手で獲らず、網で獲れ―コロナワクチン急がば回れ


【掲載履歴】

2021/05/18 13:27タイトルのみ記載。本日夕方子頃までには掲載予定

2021/05/18 16:47 下書終了

2021/05/18 16:56 正式公開(急いで書いたため、誤字・脱字はこの後も修正する場合があります。)17:08微修正


 

結論から記す。
ワクチン接種は、早く浸透することが望ましい。
下記をみれば分かる。

21-137-3【#コロナワクチン】#コロナ
100人中 #接種回数(5/13時点)
🇮🇱イスラエル116.2
🇬🇧英国82.1
🇺🇸米国79.7
🇨🇦カナダ45.6
🇩🇪独44.3
🇫🇷仏39.9
🇨🇳中国25.3
🇰🇷韓国8.6
🇯🇵日本4.4
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-vaccine-status/

だが、次の点(昨年、ワクチン入手前にしなければならなかった接種システムの各種実験や訓練をしなかったこと)を無視し、単に急がせても、教育ママと同じ結果となる。それが昨日の一言№244のミス続発である。
▽。
日本型医療システム、インタネットを利用しての医療活用が遅れていること、更に公共機関及び政治家の各種SNSやHPがアメリカに比べて極めて浸透していないなどの特殊事情があり、アメリカと同様なことをしても、混乱が生じ、遅延が生まれる危険がある。
それ以上に準備期間と準備の仕方で、日米ではかなりの相違がある。
その結果、昨日指摘した医療ミスが続発すれば、コロナワクチンに限らず、医療不信が蔓延(まんえん)し、様々な検査及び予防医学に対する不信感が慢性的に募るであろう。

次に、魚は手で獲(と)らず、網で獲った方が収穫は大きい。簡単に言えば、昨日指摘した如(ごと)く、予約システム自体をみても、余りにお粗末な状況となっている。そのため、個別接種の場合には直(じか)に病院に電話となるケースが多い。その結果、病院の医師・看護師・事務員の負担が増える。人材の有効活用が十分効果的にできない状態となっている。

さらに、楽天トラベルやヤフートラベルなどを始め、日本では各種予約をインタネットで即座に取るシステムが既に構築されている。それを活用すれば、国民は県内ならば県内の全ワクチン接種会場の空き状態(具体的空き人数迄)が全て閲覧可能となる。埋まれば即座に、空きなしが自動表示される。すべて自動である。万一、直前に予約を他の人に取られても、申込み段階で自動で予約一杯他の日時か医療機関を指定してください、と自動ででるソフトは既にある。

要するに、こうした予約システムに関するソフトの医療活用が可能となれば、各都道府県どころか、日本全体で即座に病院のスタッフ皆無で人の流れは調整できる。
すると、各人が自分のうけたい場所で、ワクチン接種が可能となるばかりか、個別病院の医師・看護師・事務員も自動メールで予約者の連絡先が送られてくる。病院のスタッフは何もする必要はない。事前に、各日時の対応可能人数を申告するだけでよい。

ワクチンの配分も即座である。さらに、日本にはすぐれた宅配などの配達システムがある。しかも、企業・業者がこれらのソフトを既に開発しているため、医療活用用の手直しはさほどの時間ではない。場合によれば、こうした事務作業をこの種の作業になれている業者委託してもよかろう。

医療機関は個別病院ならば、1日百人と申告するだけでよい。後は病院は一切無関係で、自動で予約人数は確保され、予約者の氏名・住所が送付されてくるだけである。勿論、これらも、自動でデータベータソフトで整理されなければならない。夢物語ではなく、各種大手通販や各種トラベル関連は既に実行していることである。
同時に医療システム応用が可能となれば、後の医療関係の資産として技術が蓄積される。この種の医療関係の企業も増加するであろう。

これは一例であるが、多方面に亘(わた)り、日本のお家芸がある。
これにより、余分な時間をかけず、ミスも激減し、患者及び国民もストレス抜きで可能な限り希望日と希望病院で予約ができる。
同時に、事前に流れが分かれば、地方行政も、住民の脚の手配がスムーズとなる。

日本型医療システムで、更に過去準備が十分なされていない場合には、昨日の如(ごと)く混乱が生じ、最終的にワクチンをうける人の数が減ったり、接種終了時期が急いだ場合よりも逆に遅れたりする危険がある。更に、医療機関などでワクチン以外の各種医療ミスを引き起こすであろう。


例は二重に悪いが、分かり易(やす)く言えば、受験指導のノウハウがない教育機関に、いきなり国公立合格者を五倍にせよと指令しても、生徒と教師のトラブルが続発したり、教師が過労うつ病になったり…であろう。
用意周到な準備と、各種効果的かつ分かり易(やす)いマニュアル、更に一定の慣れる時期が必要である。その方が結果は良い場合が多いし、更に結果を早く出せるであろう。

準備やノウハウがあれば、急がすのもよいが、そうでなければ前半は過去の遺産でのやや速いペース、ノウハウができた頃から急速に…の方が早く物事が進むであろう。
例が悪いというのは受験などどうでもよいからである。

予防接種のワクチン調達の前から準備を各種ソフト・IT技術活用のトレーニングをすべきであったものをしていなかったのだから、最初の数か月は思うようなペースにならなくても当たり前である。周到な準備なしでお上から急がせれば、ミス続発で逆に最終結果は悪くなる。もっとも、今と同じことを本年秋以降も言っているようでは話にならない。

また、「ゆっくりやれ」と言っているのではない。
逆である。(昨年などに)ゆっくりやりすぎたため、今急ぐと逆に混乱が生じるので、ノウハウが周知されるまでもうやむを得ないと言っているのである。

軍隊は、戦争が開始されてから、武闘訓練をするのかである。戦争が開始される前からしているであろう同様に、何故、昨年ワクチンが出来そうという情報を得た時点で、ワクチン実施の模擬訓練をしなかったのか、である。昨年がまずい。
戦闘訓練なくして軍隊を派遣すれば死者が増えるだけである。

昨年夏頃からワクチンの噂(うわさ)ではでていた。その時点からソフト・IT技術利用の検討、ワクチン接種のやりかた、その他の訓練や実験などをやるべきであった
焦るべきは昨年であり、それをしていなければ慣れるまでは現場の声を反映し、慣れたならば、後に急速に…が日本型医療システムのように思われる。
慣れると日本は早い可能性がある。同時に、日本の医療システムは医療への信頼感から成り立っていることを忘却してもならない。
魚は手で獲(と)らず、網で獲れ。だが、昨年つくらなければならない網がない以上、網をつくる時間だけ遅延は生じても、結果はその方が早くなる。

こうした準備がなされ、病院の方も対応マニュアルや対応の仕方に慣れれば、途中からは加速的にワクチン接種は進むであろう。

私個人は、来年の春を目処に全世界でコロナ鎮圧を願っている。日本国内では、昨年各種接種作業のシュミレーション、(政府・自治体・医療機関の)コラボレーション、その実験、…を十分しなかった以上、先の軍隊の例を思いだせば十分であろう。

21-137-4【#コロナワクチン】下記に注意。
🇺🇸はいつから接種準備をしていたか。
準備期間を無視して急ぐは駄目。
更に #医療システム の相違、 #ネット活用 習慣の相違…。
🇺🇸型普及はそうした土台抜きでは逆効果。
土台を変えずに普及率競争は愚策。
#五輪 は #ワクチン 接種活動と切り離して考えよ
浜田隆政 (Takamasa) @Takamasa_Hamada 23 時間

浜田隆政 (Takamasa) @Takamasa_Hamada 22 時間
21-137-5【#コロナワクチン】#河野太郎 氏が #ワクチン担当大臣 も、彼の能力をいかすには閣議と無関係に独立させねば無理。
有形無形に #五輪 がちらつき、更には閣議の一体性 から…。
何重にも見えぬ鎖に縛られている。
彼に責任を取らすなら #閣議 から独立。

#ミス 構造で急ぐ→結果は遅延
浜田隆政 (Takamasa) @Takamasa_Hamada 22 時間

2021年5月18日 | カテゴリー :