【ささやかな掲示版―第1回・Green Field】
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□【タイトル】 Greenfields (+lyrics) – Brothers four
□【リンク】https://www.youtube.com/watch?v=BQnF5aRNQF4
□【YouTube記載事項】2011/07/03 にアップロード
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歌詞全文
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(1)
Once there were green filed kissed by the suns;
Once there were valleys where rivers used to run,
Once there was blue sky with white clouds high above,
Once there were part of an everlasting love.
We were the lovers who strolled through green fields.
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(2)
Green fields are gone now, parched bye the sun;
Gone from the valleys where rivers used to run,
Gone with the cold wind that swept into my heart,
Gone with the lovers who let their dreams depart.
Where are the green fields that we used to roam?
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(3)
I’ll never know what made you run away.
How can I keep searching when dark clouds hide the day?
I only know there’s nothing here for me,
Nothing in this wide world left for me to see.
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(4)
But I’ll keep on waitin’ till you return.
I’ll keep on waiting until the day you learn
You can’t be happy while your heart’s on the roam.
You can’t be happy until you can bring it home,
Home to the green fields and me once again.
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【(※1)浜田・日本語訳例】{下記解説(※1)参照}
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(1)
かつて、太陽に口づけされた緑の野原があった。
かつて、幾つもの川が流れていた谷があった。
かつて、遥(はる)か頭上に白い雲をたずさえた青い空があった。
かつて、永遠(とわ)の愛を誓った彼女の一部(かけら)があった。
私たちは緑の野原をぶらついていた恋人同士でした。
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(2)
緑の野原は今や消え去り、太陽で干からびてしまった。
幾つもの川が流れていた谷とともに、
私の心を一掃した冷たい風とともに、
夢を粉々に砕かれた恋人たちとともに。
私たちがさまよっていた緑の野原はどこにいったのか。
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(3)
私は、君がなぜ逃げ去ったのかが分からない。
薄黒い雲が日光を覆(おお)ったときに、私はどのようにして探し続けられようか。
私に分かるのは、もうここには何もないことだけなのだ。
私が見ることを許された、この広い世界には何もないのだ。
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(4)
しかし、私は君が戻ってくるまで待ち続けるだろう。
君が気づく日まで待ち続けるだろう。
君の心がさまよっている限り、君は幸せになれないことを、
君が心を古里に持ち帰るまで幸せになれないことを、
かつての緑の野原と私がいかに大切だったかに気づくまで。
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※日本語の歌詞にする場合には、上記とは全く違う訳になります。音符との符合関係や、訳よりも、歌の目的を達成するために。その時は、歌の本質をおさえて、日本語であらたに詩をつくる作業となります。よって、上記訳は日本語の歌にするための英訳ではありません。単に漠然と意味を知っていただくための参考用です。
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【解説】
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(1)上記、浜田・日本語訳例の見苦しい言い訳。
NHKの英会話テキスト(1988年)に訳が掲載されていたのですが、そのテキストを探したのですがみつかりません。NHKテキストの訳は二十七年前のもののため覚えていません。そこでやむを得ず、取り敢(あ)えず、私が数十分で訳してみました。あくまで参考用ですので、自分で歌を聴きながら意味を想像してください。名訳とは一般に自分が自分の感性で自分用にするのが一番名訳なのです。
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ちなみに、英語は日本語にはそのままではできません。映画のタイトルを見れば分かります。私の好きな「To kill a Mockingbird」という映画の日本語タイトルは「アラバマ物語」です。
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どの本で読んだか忘れましたが、こういう逸話があります。通訳の達人がアメリカ大統領のスピーチを同時通訳していて一瞬頭が真っ白になったことがあるそうです。それはクリントン大統領が重要なスピーチの最後に「I love you, Hillary」と言ったときだそうです。重要な演説の最後の締めくくりに「私は君を愛しているよ、ヒラリー」とは訳せません。例えば、菅直人元総理が所信表明演説を国会でやっていて、最後に「伸子、愛しているよ」と言えば、国会は大爆笑となるでしょう。(好奇心旺盛な)菅さんもやってみればよかったのですが。
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要するに、英語のloveは日本語には訳せません。Loveはloveかせいぜいラブまでです。同様に、日本語の「すみません」も英語には直せません。お歳暮をもらったときに、「すみません」という人がいます。これを英語に単純にし「I’m sorry」言うと大変なことが起こります。こう言えば、私の簡易日本語訳に文句はでないでしょう。
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(2)文法と英単語参考箇所
(A)(4)の第四フレーズと第五フレーズについて。
最後(4)のbring homeは①と②の二つのニュアンスをひっつけたと想像しましたので、(4)の第四フレーズは平凡に、第五フレーズは思い切った意訳をしました。
①さまよっている君の心を古里へ
②君はさまよっている心にto以下を悟らせねばならない。
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②についての文法として以下の資料を掲載しておきます。
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bring…home (to a person)
(〈人〉に)〈…を〉しみじみ訴える, 〈…を〉(〈人〉に)深く悟らせる, 強く思い知らせる; 〈罪過などを〉(〈人〉に)切実に自覚させる
This brings it home! これは身につまされるよ!
The result of the test brought home to me how little I had learned [brought it home to me that I had learned very little]. テストの結果を見ていかに勉強しなかったかを痛感した
(出典:New College English-Japanese Dictionary, 6th edition (C) Kenkyusha Ltd. 1967,1994,1998)
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(B)【参考】単語
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(1)
valley→谷間、渓谷
everlasting→永久の、不朽の
lover→恋人、愛人
stroll→ぶらぶら歩く、散歩する
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(2)
parch→かわかす、ひからす
sweep→]吹き去る、一掃する
depart→立ち去る、離れる
raom→放浪する、歩き回る
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(3)
run away→走り去る、逃げる
hide→~をおおい隠す、を隠す
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(4)
waitin’= waiting
learn→悟る
home→故郷、郷里
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