9月の歌―Waltzing MatildaとI am Australian:オーストラリアです。
世界約193か国から歌を選ぶに当たって、以下の二点を重視しています。
(1)曲が素晴らしいこと、歌詞が素晴らしいこと、歌い手が素晴らしいこと、歌い手と曲・歌詞がマッチ(=合致)していること。
(2)その曲と、その国が融合していること。
今回は、(2)からオーストラリアの歌を今月の歌としました。曲名は(A)ウォシングマチルダと(B)「I am Australian」です。この曲を歌う歌手を調べました。それも、同一歌手でも年代ごと、歌った場所ごとに調べました。すると、(1)の基準も満たしているのではないかと思います。
(A)について言えば、Slim Dusty (13 June 1927 – 19 September 2003)さんの歌は素晴らしいです。②は彼が75歳のときの歌ですが、今度は歳が歌に味を添えています。お見事の一言です。私は彼をUncle Australian(オーストラリア叔父・伯父さん)と呼びたいと思います。彼はオーストラリア全員のUncle(おじさん)のように思えます。
(A)Waltzing Matildaの編集の仕方は①がSlim Dustyの一番味のある歌、②が群衆とともに、③が:アニメ・風景と英語字幕とともにSlim Dustyが歌います。④は演出家の天才・André Rieuがこの歌とオーストラリア国民全体がいかにマッチしているかを表現したものです。
(B)I am Australianの編集の仕方は⑤が英語の詩とともに、⑥が集大成でオーストラリア自体を表現したものとなっています。
日本語翻訳の代わりに日本語のウォシングマチルダを掲載しようかとも思いましたが、都合で止めました。メロディだけで十分だとも思います。それに映像もありますので。
今後も世界・約193か国から、上記の基準で歌を集めていきたいと思います。
それは平和への道だとも思うからです。「この歌を歌っている人々と、あなた方は殺し合いで物事の決着をつけるのか」という、私の世界への挑戦状でもあるからです。
◎今回6つ選んだ中から一つを掲載しています。Dustyが74歳のときの歌です。